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内容説明
横暴で身勝手な母親に仕え、奴隷のように生きてきたジーナは、自分らしく生きるために家を出ることにした。車に全財産を積んで旅の途中、バーで食事をしている間に車を盗まれてしまう。茫然とする彼女に向かって、先ほどバーで話した男性がギプスをはめた腕を見せて言った―しばらくの間、うちで家政婦として働いてくれないか、と。ためらいと不安をおぼえつつも、ほかに行くあてのないジーナはうなずくしかなかった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
13
父の介護の為に大学を休学したヒロイン。父の死後も病弱を装い医師、牧師、弁護士にまで自分に都合の良い嘘をつき、家事一切を押し付けた母。ヒロインが家を出てからもしつこく帰れと連絡する辺りで毒親って言葉が浮かんだ。偶然出会ったヒーローとの同居で互いに惹かれあっているのに気遣いすぎて全然進展しないのには苦笑しましたが、踏み込みすぎて去られたらどうしようと葛藤する姿勢は好感が持てました。ヒーロー&ヒロインは良いのですが、自分の利益の為になんでもする母に唖然。器物損壊、家宅侵入。確かにカウンセリングが必要なレベル。2023/12/18
りりか
2
傲慢で娘を離さない母親から逃れようとしているヒロインと、偶然彼女と出会って救いの手を差し伸べるヒーロー。毒親に振り回されるヒロインが可哀想で、それをヒーローが救ってくれたときにはほっとしました。良かったです。2013/11/10