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内容説明
おばの死後、牧場をしっかり経営してきたアビーにも、ひとつだけ苦手なものがあった―がらがら蛇だ。ある日、蛇に遭遇して動けなくなっているところを、牧場監督に応募してきたローガンに助けられた。彼は有能そうで、資格も申し分なかったが、男性優越主義者的な傲慢さが態度ににじみ出ている。アビーはその場で彼を雇わないことに決めた。しかしローガンはしつこく食い下がり、一カ月の試用期間をくれと言って譲らない。押し切られるかたちで承諾したアビーだが、すぐに後悔した。ローガンはことあるごとに思い知らせてくれるのだ。彼女に女性としての魅力がないと…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
13
牧場を経営しながら亡くなった夫の親戚の幼い三姉妹を引き取り、厳しく優しく愛情をもってしつけ、どこへだしても恥ずかしくない女性として育て上げたおばさんが素晴らしい。美人揃いなのにそれぞれ自分より他の姉妹がきれいだと思っている純粋で頑固で恋愛には奥手な三姉妹。おばさんが亡き夫とのロマンスを大切にしていたのも素敵。ヒロインたちが男性に囲まれた牧場生活を送りながら女性らしい優しさを失わず育ったことってすごいと思うのね。牧場長のヒロインと牧場監督のヒーローの価値観の違いが果たして埋まるか心配しながらも楽しかった。2015/06/25
ちはや
0
2002.4.7 ★★★☆泣