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内容説明
父が殺害され、十七歳で族長となったメレディスはついに決断した。民と妹たちを守るため、隣の氏族長の弟と結婚する。愛してもいない男に身を捧げるのは苦痛だが、ほかに道はないのだ。そして、婚礼の日。一本の矢が大聖堂の空気を震わせたかと思うと、新郎が前のめりに倒れた。マントに真っ赤な血の染みが広がっていく。メレディスが悲鳴をあげ、彼の横に跪いたとき、低い声が響き渡った。「わたしはキャンベル。わたしの名を汚した男に報復しに来た」スコットランドで最強かつ最も恐れられている“ハイランドの野蛮人”。すべてを見透かすような黒い瞳がメレディスをとらえた。キャンベルは純白の婚礼衣装を着た彼女を軽々と抱え、大聖堂を出て馬にまたがると、霧の中を丘へ向かって走り出した。
著者等紹介
ランガン,ルース[ランガン,ルース][Langan,Ruth]
米ミシガン州在住。高校時代は学生新聞の記事を執筆し、卒業アルバムの編集に携わったという。ヨーロッパ及びアメリカの歴史ロマンス、現代もののロマンスのほか、脚本や子供向けの本も書く。幼なじみのボーイフレンドと結婚し、五人の子供たちを育てあげた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。