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内容説明
ロンドン社交界きっての伊達男マーカス・ラングリーは自ら独身主義を標榜し、美女たちと戯れていた。フランスとの戦から帰還した彼にとって、貴族社会の爛熟ぶりは虚しいだけだったのだ。そんな折、大おじが亡くなり、マーカスは領地の管理を任された。着いてみれば地所は荒れ果て、屋敷の中は見るも無残な状態だ。家政婦がいるはずなのに、なんたる怠慢―怒ったマーカスは老僕が止めるのもきかず、家政婦の部屋に入っていった。だが、そこには瀕死の娘がベッドに横たわっていた。娘の青灰色にけぶる瞳を見たとたん、マーカスは胸をつかれた。
著者等紹介
ロールズ,エリザベス[ロールズ,エリザベス][Rolls,Elizabeth]
イギリスのケント生まれ。父の都合で幼少期を過ごしたオーストラリアのメルボルン、パプア・ニューギニアの生活が執筆に興味を抱くきっかけとなった。ニューサウスウェールズ大学では音楽学を専攻し、音楽教師も経験。現在はメルボルンで夫と犬、猫と暮らしている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Michelle
10
Kindle Unlimited エリザベス・ロールズは、かわいそうな境遇のヒロインがそれに健気に立ち向かう様子を書くのが本当に上手だなあ。この作品も冒頭からヒロインにシンパシーをバンバン感じてしまって、話が多少もたついても最後まで応援する気持ちが消えなかった。ヒーローと関係のある女性を次々に籠絡するライバル伯爵は、何の因縁があってそうするようになったのか、気になってたのに結局理由が書いてなかった?読み飛ばしてる?これは面白かった。2024/03/05
める
2
便宜的な結婚をした二人のすれ違いロマンス。ヒロインが健気です。性悪おばさんにも報いがあればスッキリだった。2013/08/17
くろうさぎ
2
ヒロインはとっても、優しく、芯の強い女性でしたね。なんだかんだ言っても、ヒーローがめろめろでしたね。2009/08/04
ぽしょ
1
ものすごい苦労してきたヒロインを庇護者気取りで連れ帰ったくせに、伯爵の役立たずぶりときたら…!ヒーロー友人のほうがかっこよかったよ。ヒロインの不安と恐怖がひしひしと伝わり、ホントかわいそうでした…。2011/10/04
erie
0
傲慢ヒーローがなかなか自分の気持ちを自覚jしなきけれど、実はメロメロヒーローの話でした2009/08/19