ハーレクイン・イマージュ 醜いあひるの恋

ニールズ，ベティ【作】〈Ｎｅｅｌｓ，Ｂｅｔｔｙ〉/麦田 あかり【訳】

ハーパーコリンズ・ジャパン（2014/07発売）

• サイズ 新書判／ページ数 156p／高さ 17cm
• 商品コード 9784596223319
• NDC分類 933
• Cコード C0297

出版社内容情報

早くに両親を亡くし、叔母に引き取られた看護師見習いのアラベラは、叔母の娘で看護師のヒラリーと一緒に育った。美人でわがままな従姉とはちがい、控えめな性格で平凡な顔立ちだ。そんな彼女がある日、気の進まないヒラリーに代わって、小児患者につき添いオランダへの旅行に出た。ところが楽しい旅が一転、運転手が急死してバスが横転してしまう。助けに現れたオランダ人医師のギデオンに優しくされ、彼の洗練された様子に、アラベラは女性として初めて胸をときめかせた。その瞬間、ずっと比べられてきた美しい従姉の顔が脳裏をよぎった――私なん

内容説明

早くに両親を亡くし、叔母に引き取られた看護師見習いのアラベラは、叔母の娘で看護師のヒラリーと一緒に育った。美人でわがままな従姉とはちがい、控えめな性格で平凡な顔立ちだ。そんな彼女がある日、気の進まないヒラリーに代わって、小児患者につき添いオランダへの旅行に出た。ところが楽しい旅が一転、運転手が急死してバスが横転してしまう。助けに現れたオランダ人医師のギデオンに優しくされ、彼の洗練された様子に、アラベラは女性として初めて胸をときめかせた。その瞬間、ずっと比べられてきた美しい従姉の顔が脳裏をよぎった―私なんて恋をするだけ無駄よ。たとえ彼に運命を感じているとしても。弱き者や小さき者に優しいギデオンは外見にも増して中身の素敵な男性だと気づくアラベラ。募る思いと裏腹に、自信のなさから恋心を抑えようとする切なさに胸を締めつけられる。しかも運悪く、ロンドンまで送ってくれた彼が美人の従姉とでくわしてしまい…。

著者等紹介

ニールズ，ベティ［ニールズ，ベティ］ ［Ｎｅｅｌｓ，Ｂｅｔｔｙ］
イギリス南西部デボン州で子供時代と青春時代を過ごした後、看護師と助産師の教育を受けた。戦争中に従軍看護師として働いていたとき、オランダ人男性と知り合って結婚。以後１４年間、夫の故郷オランダに住み、病院で働いた。イギリスに戻って仕事を退いた後、ロマンス小説の執筆を決意。１９６９年『赤毛のアデレイド』を発表して作家活動に入る。２００１年６月永眠（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[rokoroko]

家族に優れた人がいるとなにかと待遇に差別を受けるかもしれない。それが女性だと容貌に重きが掛る。ヒロインは美貌のいとこをもつ女性。吃音もある。事情があって叔父さんの家に身を寄せているものだから、気を使って生きている。それが、素晴らしい人に巡り合うから、ロマンス小説って好き。現実はちょっと過酷だけど、でもそんな事にも出くわすかも～と希望あたえてくれる。ベティだから、中身はあんまり変わらないけど、今回のお医者様も素敵よ。

2014/07/08

[びわ]

癒されたわ〜(*^^*)今回のヒーローはなかなか素敵でした。ヒロインは相変わらずの素直ながんばりやさん。ヒロイン乳母の「男性は女性が思ってるように行動しない(やれやれ)」て、セリフに笑った。たしかにねー。べティヒーローは特にね。ラストはあれでいいのか？ヒロイン。もう少しロマンチックにお願いしたかった！あと、毎度ですが、ヒロイン従姉妹と叔父叔母がギャフンとなって、ヒロインの可愛い花嫁姿が見たかった

2014/07/12

[ちゃろ]

言うまでもなくベティ節炸裂だったな。ドアマットの看護師ヒロイン、何を考えているのかわからない年上医師、意地悪な親族、そしてオ・ラ・ン・ダ。相変わらずのテンプレだった。

2018/12/13

[ひまわり]

この邦題なんとかならないのかしら？　十人並みだけど気立てがよく働き者のヒロインがヒーローに見いだされてよかった。美人だけど打算的で意地悪なヒロイン従妹が少しは痛い目に合えばよかったのに・・・

2014/07/21

[akiyuki_1717]

いつものベティ節ですが、今回は唯一ヒーローがいつものボンクラでないのが、嬉しかった。途中でヒロインの美人の従姉を天使と呼んだり、その天使にまんまと騙されてヒロインを傷つけたりと、お約束はぬかりなかったけれど、ベティさんにしてはイラつくこともなく、すんなり読めて、よろしい感じでした。

2015/01/30