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内容説明
海運会社に勤める有能な秘書クローディアはボスのサムからタザティーンへの出張に同行するよう求められた。サムはアメリカにいるときはただの支社長でも故国タザティーンに帰れば、やがては首長国を治めるシークだ。クローディアにとって初めての飛行機の旅、初めて訪れる国。普通なら心躍るはずのその旅はひどくつらいものになりそうだった。サムが出張と同時に家族が決めた名家の女性と婚約するからだ。この二年間、クローディアはひそかに彼を愛していた。その思いを告げることもできず、彼が婚約するのを目の当たりにしなければならない…。
著者等紹介
グレイス,キャロル[グレイス,キャロル][Grace,Carol]
大学三年生の年をフランスで過ごし、病院船で働きながら世界中を旅して回った。結婚後一年半、夫とともに英語の教師としてイランに滞在したのち、アルジェリアで二年間を過ごした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
20
ヒロインは有能で献身的な秘書。ボスはワーカホリックな砂漠の国のシーク。初めて彼の国へ出張に同行することになったヒロインは最悪の気分。この機会に親が決めた相手と婚約すると淡々と告げるヒーローに婚約指輪を買って来てほしいと頼まれ…、実は彼に二年間片思いをしていたヒロイン。うわ〜、最悪。ところが序盤に女性側から婚約破棄。別の男性と恋に落ちたって事なんだけど、ドレスアップしたヒロインが横にいただけで暴言を吐く意味がわかんない。砂漠の国の美しい風景は素敵でしたが淡々とし過ぎて盛り上がらない。告白が遅いよ、ヒーロー!2022/08/14
アクアマリン
1
シークで秘書もの、面白いに決まってます。ヒーローは、仕事の虫。ヒロインは、秘書として尽くしてます。異国は、近代化されてきたけど、伝統的なものもたくさんあり魅惑的。ヒーローの告白が最後の最後でなんて鈍感な人。ヒロインもいい人すぎる。2019/04/15
くろうさぎ
1
シークものの割には情熱にかけるんじゃないかなぁ・・・。仕事の鬼な二人で、淡々としていすぎるかな・・・。2013/07/06
こえん
1
シークものとくるととたんに「仕事はどうした?」と聞いてやりたくなるH/Hが多い中、この作品のふたりは仕事中毒なくらい働いているようで、それがいい感じだった。上司を想う秘書…ありがちすぎーと思ったけど、良い方に裏切られた。砂漠の国も満喫できて○。2009/06/15
みろん
1
バツイチ秘書とお国に親の定めた婚約者がいる上司(シーク)とのロマンス。後半から起伏の波がない上、心理描写も少ないのでやや盛り上がりが欠ける終結なのが物足りない。2009/03/23