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内容説明
一日の仕事を終え、メイは疲れきっていた。土地を売れという手紙をよこした開発業者のことも悩みの種だ。ちょうどそこへ、見知らぬ男性が訪ねてくる。洗練されていてハンサムだけれど、セールスマンかなにかだろう。メイはすげなく追い返そうとしたが、男性は彼女の疲労を見て取り、コーヒーをいれてくれるという。魅力的な申し出を断れず、メイは彼をキッチンに通した。それにしても、この人は何者なの?メイの疑念を読み取ったかのように、彼は言った。「君のよく知っている男だよ」その瞬間、メイは憎むべき敵を家に入れてしまったことを悟った。
著者等紹介
モーティマー,キャロル[モーティマー,キャロル][Mortimer,Carole]
ハーレクイン・シリーズでもっとも愛され、人気のある作家の一人。1978年にイギリスでデビューして以来、これまでに刊行された作品は実に百冊を超える。十四歳のころからロマンス小説に傾倒し、アン・メイザーの作品に感銘を受けて作家になることを決意した。キャロルは三人兄妹の末っ子としてイギリスはベッドフォードシャー州の小村で育った。一時は看護師を志したが、転倒した際に痛めた背中が治りきらず断念。その後、某有名文房具メーカーのコンピューター部門に勤め、そこで働く間に時間を見つけて小説を書くようになった。マン島に、夫と子供たちと住む
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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糸車
7
農場を買い取りにやってきた三人の男性が次々三姉妹と恋に落ちてしまう、というお話の最終話?前のお話は未読だけど。最後に残った美しく気丈な長女がヒロイン。父が亡くなり、妹たちは婚約者と旅行中。たったひとりで農場を切り盛りなんて無謀すぎるし、子供の頃出て行って音信不通だった母と再会して精神的にも負担がかかる。ヒロインの身辺が気になって仕事を忘れたかのようなヒーローの言動に、このシリーズのテーマって”ミイラ取りがミイラに”ってやつ?とにやにやしながら読了。母娘の確執は切なくて胸が痛い。和解の場面でちょっぴり涙。2014/04/08
こえん
0
気性の激しいヒロインに翻弄される感のあるヒーローが楽しかった。2010/01/30