内容説明
高級ブランド品を求めて東奔西走の毎日。強欲にお買い物を楽しんでいたうさぎ女王様の元に、とうとう恐怖の住民税の催促が。支払いを求める区の職員“タイノーセイリマン”とのバトルは熾烈を極めることに…。はたして女王様の運命やいかに？大爆笑の夫婦対談も収録した、好評エッセイ第２弾。
目次
民よ、わらわはお城が欲しい
夢破れて、シャネルあり
女王様にライバル出現！？
私をパーティに連れてかないで！
宿敵タイノーセイリマン、登場！
特別夫婦対談「私たち、金銭感覚ズレてます」（中村うさぎ×黄卓光）
著者等紹介
中村うさぎ［ナカムラウサギ］
１９５８年福岡県生まれ。同志社大学英文科卒業。コピーライター、雑誌専属ライターなどを経て、作家デビュー。ジュニア向けファンタジー小説の分野で活躍する傍ら、自らの壮絶な浪費生活を綴るエッセイストとしても注目されている
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆいまある
75
【KU】ウェブに上がっているインタビュー記事も同時進行で読んでいるのだが、中村うさぎはラノベやジュニア小説で売れていたらしい（知らなかった）。コツコツ積み重ねるのが苦手な人だから、仕事で煮詰まった時に憧れの高額商品を買うことでドーパミンがドッと出てしまったのだろう。この巻ではクレジットカードを追加で作っている。買い物依存の治療も受けていたようだが、カード使っちゃダメって言われなかったのか、言われても無視したのか。後半は滞納した税金の差押さえが始まる。状況は悪化しており本人も笑えないと気づいている。2024/11/11
吉田あや
72
麻布に引っ越ししてから発症したとされる「エルメス熱」。他にも「シャネル熱」「ベンツ熱」「高級大型犬熱」とあらゆる疾患が観測され、中には複合技の因果な患者様もいたりと業が深い。ほんの一瞬エルメス卒業!と快方に向かうもまた重篤な熱に侵され、次にまたやってくるマンション熱のビッグウェーブ!民草の「よせばいいのに」をものともせず、今回も邁進する欲望の懺悔録。そして訪れる滞納整理課の変!住民税の滞納額850万!もう白目で震えそう!!早く克服を迎える巻まで読み進めたい。がんばれ女王様!!2016/04/28
とんかつラバー
12
ブランド好きの友人に「中村うさぎって知ってる？」って聞いたら結構テレビとかに出て有名って教えてくれたが、私はラノベ作家だったほうに衝撃を受けた。この時代シャネルやグッチで買い物しても60万とか100万、麻生のマンションが4000万とか安い！不況だったけど暮らしやすさは今より上では（50円ハンバーガーとかあった頃）その後ホストと整形にハマるらしいが、子猫の衝動買いだけは心配2025/03/19
若黎
7
エッセイとして笑わせてもらいました。 いやー、豪快ですね。2023/09/30
フユコ
6
夫婦の対談がよかった。あとせっかく貯めた60万をうさぎさんに指輪でプレゼントしたとあり、すごいなーと思った。写真のうさぎさん可愛いし夫もかっこよかった。2014/08/06
