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内容説明
アニスは、ほとほとうんざりしていた。世話好きの継母が、婚期を逸した不器用で哀れな娘を救おうと、またひそかにディナーパーティを企画したのだ。これまで同様、外見だけの花婿候補を呼んだのだろう。ところが客間に入ったとたん、アニスは息をのんだ。危険な雰囲気を漂わせた男性がこちらに鋭い視線を向けている。世界的な建築家、コンスタンティン・ヴィターレだ。彼は挑戦的な言葉を次々に投げかけて、アニスの気持ちをひどくかき乱した。「きみは恋愛向きの気質ではないようだ」そう言ってほほえむコンスタンティンに見つめられたとき、アニスはまるで服をはぎ取られたような気分になった。
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- 海底の黄金 角川文庫



