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内容説明
まさか彼が会社の重要な取引先の社長だとは思わなかった。彼の名はセバスチャン。豪壮な邸宅に住む、騎士を先祖に持つ貴族。ファッション業界で成功を夢見るジェシカは、セビリアにやってきた。注文服を作る最高の素材が見つかったと喜んだのも束の間、その布地を作る工場の経営者がセバスチャンだったとは…。彼とは仕事で会う前、従妹が彼の弟と起こした恋の不始末を巡って、さんざん激しい言葉の応酬をしあったばかりだった。彼は、話をするために屋敷を訪れたジェシカを従妹と思い込み、大事な弟を金目当てに誘惑した性悪女と、一方的にののしった。商談の席でもなお侮辱を続ける彼の頬を、ジェシカは思わずぶっていた。
著者等紹介
ジョーダン,ペニー[ジョーダン,ペニー][Jordan,Penny]
1946年にイギリスのランカシャーに生まれ、10代で引っ越したチェシャーに生涯暮らした。学校を卒業して銀行に勤めていた頃に夫からタイプライターを贈られ、執筆をスタート。以前から大ファンだったハーレクインに原稿を送ったところ、1作目にして編集者の目に留まり、デビューが決まったという天性の作家だった。2011年12月、がんのため65歳の若さで生涯を閉じる。晩年は病にあっても果敢に執筆を続け、同年10月に書き上げた『A Secret Disgrace』が遺作となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
1
ペニーさんの追悼として、未翻訳を出したんだけど、30年ほど前の作品で、翻訳されなかったということは、あちらでも人気がなかったはず、あれもこれも詰込み過ぎて、どのエピソードも中途半端です。私としては一番嫌いな終始喧嘩腰で、ヒーローが初夜を境に妻を避けるという最悪のパターンでした。この時代にありがちな、ヒーローの気持ちが全く逆に描かれていて、言葉の裏を読み取ってみても、一目惚れから新婚初夜に至るまで、ヒロインへの優しさは一ミリも垣間見ることができない内容でした。2015/06/25
MOMO
0
うーっ・・イザベルちゃんがなーんのお咎めもなしってぇのは釈然としないわ。おまけに、いっくら大事な家族だからって、あそこまでかばう必要があるのか?いや、別にあのわがまま嬢ちゃんの結婚が破談になれば良いとかは思わんが(そんなことになったら、ジェシカちゃんがまたもや迷惑千万な目にあいそうだしな・・・)、それでも意気消沈させるぐらいのことはあっても良かろうに・・・。2012/11/22
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