ハーレクイン・ロマンス 砂漠に燃える恋

ケンドリック，シャロン【作】〈Ｋｅｎｄｒｉｃｋ，Ｓｈａｒｏｎ〉/桜井 りりか【訳】

ハーパーコリンズ・ジャパン（2012/06発売）

• サイズ 新書判／ページ数 156p／高さ 17cm
• 商品コード 9784596127402
• NDC分類 933
• Cコード C0297

内容説明

フランキーは不動産会社を経営するハンサムなサイモンと婚約。美しい指輪を贈られて幸せの絶頂にある彼女のもとに、かつて憧れていた幼なじみのザヒドが数年ぶりに突然訪ねてきた。伯父から王位を継いだザヒドは今や中東の国カヤーザフの国王で、ロンドン郊外のこの小さな町を訪れることはめったにない。だが久しぶりに会ったフランキーに彼は明らかに興味を惹かれた様子で、その変身の理由が婚約のせいだと知るや、相手に会いたいと言いだした。ザヒドはいったい何をするつもりなの？フランキーはザヒドの端整な顔を見つめることしかできなかった。我知らずわいてくる熱い思いをもてあましながら。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[MOMO]

シャロンお得意のシークものです。そして、相変わらず、女性から見ると、めんどくさい規制がたらふくある国という設定。で、当然ながら＜惹かれあってても、結ばれる可能性は無い＞という、こちらも思いっきりお約束・・・。もうこうなると、展開読めまくり状態ですわ・・・まぁ、私的にロマンス界において、シークとシチリア人とギリシャ人は＜三大面倒くさい男＞で、特にシークは文化的、宗教的、法律的に面倒くさいという三重苦（さい）！もっとも、だからこその魅力もあるんだけどね！

2012/08/02

[akiyuki_1717]

シーク物は掟に縛られて魅力的なヒーローが愚か者に成り下がるシーンが苦手。この物語も類に漏れずです。しかし、ヒロインが生まれた時から知っているという設定で、ヒーローがヒロインのことも考えて苦悶するところは好感を持てました。それでもわざわざヒロインを傷つけて追い返しておいて、これ以上我慢できないと思うまで放っておいてから迎えに行くところが、まぁこれがロマンスかもしれませんが、優柔不断です。ヒロインと関係を持った時点で、変革の時と自覚するべきだったと思うのですが…

2015/05/10

[ekdesu]

★★★★☆