内容説明
アルフィーが通い猫として暮らすエドガー・ロードに、クリスマスの季節が近づいてきた!しかも今年は通りのみんなで大がかりなクリスマス会を開くことになり、アルフィーも楽しみでたまらない。その一方、家族のひとりの反抗期が始まったり、新しく越してきた住民がまさかの“猫ぎらい”だったりと、相変わらず解決すべき問題は山積み。さらには何者かが、会を邪魔しようとして…!?ハートフル猫物語、第7弾。
著者等紹介
ウェルズ,レイチェル[ウェルズ,レイチェル] [Wells,Rachel]
愛猫家。家族やペットたちとデヴォン州に住む。20代の頃はロンドンでマーケティングの仕事につき、保護されたおじいさん猫のアルバートと狭いアパートで暮らしていた。出産後に故郷に戻り、子育てと執筆の両立に踏み切ることに。デビュー作『通い猫アルフィーの奇跡』が英紙サンデー・タイムズのベストセラー入りを果たす
中西和美[ナカニシカズミ]
横浜市生まれ。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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hirune
51
クリスマスを控え 住むところのないホームレスのためにチャリティクリスマス会を企画するエドガー・ロードのファミリーたち。苛立つティーンエイジャーに手を焼いたり、誰かにクリスマス会の準備を妨害されたり、アルフィーとジョージ父子と仲間たちは大忙し。まぁとっても分かり易い犯人だったけど😅どんな嫌な人も知らず知らずのうちに感化され浄化されていい仲間になっていくエドガー・ロードなので、良いクリスマス会になりました🎄🎅そして次は3匹の孫に振り回されるのかな〜アルフィーは🥰2023/07/23
あかは
47
今回は色々な「許し」と「寛大であれ」ということを教えてもらいました。クリスマスにちょうどいいですね。やっぱり、日本とはクリスマスに対する文化が違うから(当たり前か)、厳かな雰囲気ですよね。向こうは宗教行事ですしね。でも、だからこそ読む価値があったかと。例えファンタジーだとしても根底にある思いは忘れてはいけないと思います。最後のサプライズはわかっていたけれど泣けました。メリークリスマス!2021/12/16
ぶんこ
46
アレクセイとコニーは学校課題でホームレス施設を見学。そこから支援をしたいとクレアに相談。今回もアルフィーがアイデアを出しクリスマス会を開催してチケットを販売。利益と寄付を募る作戦。相変わらずアルフィーの手柄に気付く人はなく切ない。クリスマス劇はオーディションもあったりして大々的に。そこに劇を台無しにするような妨害工作が相次ぎ、猫たちが結束して犯人探し。今回も犯人が家族を亡くし寂しさからと許す人々。なんて寛大な人たちなのでしょう。特にトーマスは都度修理に奔走していたので気の毒でした。最後はハナが大金星!2023/08/08
らび
33
エドガーロードもクリスマスシーズン到来でみんなワクワクが止まりません。今年はアレクセイとコニーの発案でホームレスの人たちに募金を募るために住人たちや学校の友人、沢山の企業にも協力を要請しクリスマス会を開催することに。最近問題を抱えたトミーにも救いとなるか。。そんな中新しい住人・バーバラが騒動の種と化す。様々な問題にアルフィーと仲間たちがまたまた大活躍!そしてラストにビッグプレゼントが・・またまた騒がしくなりそうで楽しくなりますね。2021/12/07
bianca
32
7作目。クリスマスの話なのにすっかり時期を逃し、今頃読了。エドガー通りの人間たちと猫たちの幸福と善意の輪が更に広がる様子を読んでいると、現実で起こっているウクライナの状況が度々頭をよぎり、そのギャップに溜息が出てしまう。猫だって、健気に人間と意思疎通を試みているのに、人間同士で話が通じないなんて…。作中のような世界が現実でも広がるように願うばかり。自分も出来る限りの善意善行を示したい。ところで、最後にサプライズが!(薄々勘付いていたけれど…)ますます登場人物&猫が増えて、名前が覚えられない~。2022/03/13