内容説明
デンジル・ブラックは秋風とともに町に現れた。黒い髪に黒いコート―クレアは背筋を走る奇妙な震えをこらえた。ハリウッドの有名な映画監督であるデンジルの滞在は、イギリスのいなか町にはちょっとしたセンセーションだ。不動産屋を営むクレアは、家を買いたいという彼につきあううち、周囲の女性たちが病気のように彼のとりこになっていくのに気づいた。まるで吸血鬼に魅入られたあわれな犠牲者のように…。かわいい妹まで婚約者を忘れてデンジルに夢中になるのを見て、クレアはあるだいそれた計画を実行に移す決意をする。彼は女性にとって危険な男。妹を彼から守ってやらなくては!しかし、クレア自身を守ってくれる者はなかった…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽしょ
2
悪魔なのはヒロインの方ですよね?2012/06/12
くろうさぎ
1
原題を見て、、え?まさか、、パラノーマル???と思ったけど、違ってたわ。まぁ、、比喩的にヒーローがそう思われてたんだけど、、、ヒーローは、わざとなのか、そうなっちゃうのか、、いい人っぽくは感じないなぁ・・・・。しかし、ヒロインのでた行動がすごすぎるかも~~~・突飛でしたねw2010/12/27
romaco
0
★★★ 映画監督ヒーローに自分の妹や知り合いの女性が魅入られていくのを食い止めようとするヒロイン 悪魔というより原題どおりバンパイア風味が漂う異色な作品・・・じゃなくて、ヒロインの妄想と異常な行動が突き抜けた作品でした2013/05/05
ハル
0
某所でお勧めされていたので読んでみた。途中展開がハーレっぽくなくて、それはそれでよかったと思う。ヒロインの思い込みが激しいけどそれが味なストーリーなんだと思う。2010/03/25
こえん
0
コミックスで読んだときには原作がこんな話だとは思わなかった~! 一度読んだら忘れられないびっくりな展開。全く好みには合わなかったけど、忘れられないと思う。2009/12/03
-
- 和書
- 世界の文学、文学の世界