内容説明
ママ、もういいかげんにしてよ!結婚式のエスコート役なんて、いてもいなくてもいいじゃないの。弟の結婚式にだれと出席するかと、しつこく電話してくる母に、ブレアーは腹を立てていた。30歳のキャリアウーマンで仕事が恋人。わたしはそれで幸せ。父親が家族を捨てて家を出たのを見た幼い日から、愛情なんて頭痛の種と肝に銘じて生きてきたわ。でも、エスコート役はいたほうがいいに決まっている。彼ならぴったりと秘書がすすめるのは、園芸店の派遣社員マイケル。園芸屋さんとじゃつりあわないわ、とためらいながらも、たくましいからだ、魅力的な笑顔、神秘的な瞳にひかれる。ブレアーは意を決してマイケルに近づいた。