出版社内容情報
明治維新から第2次世界大戦の敗戦に至る日本の歩みについて、政治と国際関係を中心に主要なテーマを設けて重点的に講義する。通史的概説をさけ、第8回までは「立憲政治の形成」を、第9回以降は、「国際社会における協調から孤立へ」をテーマに、それを多角的に取りあげ、日本の近代の歴史的特色と問題点を明らかにしたい。
1.日本の近代をどう見るか
2.明治維新前の立憲政治論
3.明治初年の立憲政治構想とその理論
4.国会開設運動と明治十四年の政変
5.憲法調査と行政改革
6.明治立憲制の成立
7.初期議会の政府と政党
8.立憲政治の定着
9.近代国家形成期の国際環境と外交政策
10.東と西の狭間で
11.協調外交と軍縮
12.国際的孤立への歩み
13.「東亜新秩序」をめざして
14.第二次世界大戦と日本
15.太平洋戦争とその結末
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Naoya Sugitani
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放送大学の教材。最初に著者が述べているように、著者の専門は明治憲法なので、明治憲法の制定とその特質について多くの紙幅が割かれている。明治憲法の権力の割拠性を指摘し、そのことが開戦と戦時期の政治にも大きな影響を与えたという見取り図。明治期以降の内容は一般的な通史的内容となっている。著者はこうした割拠性故に戦争指導は最後まで一元化しなかったとしている。明言はしていないが、ファシズム論への牽制を図っていると思われる。ただファシズム論は明治憲法の権力の割拠性を熟知した上で展開されていたので、反論としてはやや弱い。2018/01/17




