出版社内容情報
産業組織論の基本的な概念である「市場構造」「市場行動」「市場成果」の理解を深めるとともに,寡占理論をはじめとする産業組織論の理論が具体的にどのように現実の経済活動や政策に適用されうるのかを考察している。15章3部構成で,前半は「産業組織論の課題と方法」「市場組織と経済厚生」などのテーマで産業組織論の基本的な枠組みを解説し,次に具体的な産業分析の事例を考察,最後に「独占禁止政策」「直接規制政策」などの産業政策に言及している。
1.産業組織論の課題と方法
2.市場組織と経済厚生
3.市場構造
4.寡占理論(1)
5.寡占理論(2)
6.垂直的取引制限
7.鉄鋼業
8.自動車産業
9.タイヤ産業
10.消費財産業-石けん・洗剤産業
11.独占禁止政策-アメリカを中心に
12.産業政策
13.直接規制政策(1)
14.直接規制政策(2)
15.まとめとこれからの産業組織論