出版社内容情報
スポートロジーは、スポーツと健康の関わりを科学的に解明する新しい学問分野として創設された。科学的根拠に基づく習慣的な運動によって、生活習慣病の予防や治療、要介護につながる高齢者の転倒・骨折予防、認知症やうつ病の予防などを行おうという新しい学問である。医学とスポーツ健康科学と連携して、個人の体質に応じた肥満予防のためのスポーツ療法など、一般市民の健康増進のための様々な対策を打ち出そうという体系立った学問の教育を目指す。
目次
1 健康長寿のためのスポートロジー
2 身体活動と寿命
3 運動が全身に与える影響―水中運動の効果
4 運動と体力
5 メタボリックシンドロームと全身の脂肪
6 糖尿病・メタボリックシンドロームと生活習慣
7 運動と心血管疾患(1)
8 運動と心血管疾患(2)
9 運動と運動器疾患(1)―ロコモティブシンドローム
10 運動と運動器疾患(2)―骨粗鬆症と変形性膝関節症
11 運動と骨格筋
12 認知機能と脳
13 加齢による脳の変化、認知症とその予防
14 運動とがん
15 子どもの体力・運動能力の現状とその課題
著者等紹介
田城孝雄[タシロタカオ]
1956年青森県に生まれる。2011年順天堂大学スポーツ健康科学部健康学科教授。2012年より放送大学教養学部教授。専門分野、内科、公衆衛生学、地域包括ケア、医療提供体制、医療連携、地域再生、まちづくり
内藤久士[ナイトウヒサシ]
1960年静岡県に生まれる。2023年順天堂大学ジェロントロジー研究センター長。専門分野、運動生理学、体力学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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