出版社内容情報
自然災害、いじめ、体罰、学校事故等、学校を舞台とした紛争がマスメディアを賑わしている。
本書では、いわゆる学校教育紛争を法学と教育学の学際的観点から分析する。可能な限り現実に生じた事例に言及しつつ、学校運営の実務に依拠し検討する。また、訴訟大国であるアメリカ合衆国の裁判例、学校運営において近年注目を集めている、「学校教育の法化現象」、「スクール・コンプライアンス」等についても言及する。
目次
1 学校教育紛争の現在
2 教育を受ける権利と学校の公共性
3 学校運営における学習指導要領・教科書の位置
4 学校教育における平等
5 学校教育と信教の自由・政教分離
6 特別支援教育と法
7 学校安全・学校保健と法
8 学校事故と法
9 体罰と法
10 いじめ問題と法
11児童・生徒の問題行動と法
12 児童虐待と法
13 学校運営と個人情報
14 教員の非違行為と法
15 スクール・コンプライアンス
著者等紹介
坂田仰[サカタタカシ]
1960年和歌山県に生まれる。現在、日本女子大学教職教育開発センター教授。専攻、公法学(憲法)、教育制度学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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