出版社内容情報
人は視覚的生き物とも言われている。視覚要素の代表の一つとして「色」がある。私たちは、色を通して、様々な表現をし、また、さまざまな影響を受けている。ヒトの言葉には、感情や状態を表す色を用いた言葉も少なくない。「色」というものに、文化的・物理的・生物的・精神的・芸術的・心理的視点など多角度からアプローチし、色の持つ意味を解き明かしていき、最終的に、私たちが住み心地・生き心地をよくする色の活用に結び付けていきたい。
目次
色の世界へのいざない
言語文化の中の色―色を表現する言葉
歴史文化の中の色―意味付けられた色
見える~見えない~見せる~見せない色―色をめぐる物語
見える色・見えない色1―光と色
見える色・見えない色2―石と色
見せる色・見せない色1―動物と色
見せる色・見せない色2―花と色
表現された色・纏う色―赤を染める天然物の色彩
近代の美術と色彩1―画家たちが見出した色彩〔ほか〕
著者等紹介
佐藤仁美[サトウヒトミ]
静岡県に生まれる。1989年日本大学文理学部心理学科卒業。現在、放送大学准教授・臨床心理士・芸術療法士。専攻は臨床心理学
二河成男[ニコウナルオ]
1969年奈良県に生まれる。現在、放送大学教授・博士(理学)。専攻は生命情報科学・分子進化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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