目次
世界と日本
日本外交の軌跡
アメリカ/超大国の歩み
日本とアメリカ―同盟国の絆と摩擦
東アジア/新しいバランスを求めて
アジアの中の日本
ヨーロッパのパラドックス/統合と分離
日本とヨーロッパ
「第三世界」の苦悩
「援助大国」日本
核兵器との共存
日本の安全保障―変わりゆく自衛隊と日米同盟
新しい国際関係/ドローン、サイバー、AI
国際安全保障への参画
日本と世界
著者等紹介
白鳥潤一郎[シラトリジュンイチロウ]
1983年静岡県に生まれる。2006年慶應義塾大学法学部卒業。2013年慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程修了、博士(法学)。日本学術振興会特別研究員(DC2)、北海道大学大学院法学研究科講師、立教大学法学部助教等を経て、放送大学教養学部准教授。専攻、国際政治学、日本政治外交史
高橋和夫[タカハシカズオ]
福岡県に生まれる。大阪外国語大学ペルシャ語科卒業。米コロンビア大学大学院国際関係論修士課程修了。クウェート大学客員研究員、放送大学教養学部教授等を経て2018年よりフリー。現在、放送大学名誉教授。専攻、中東研究、国際政治(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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夜間飛行
187
私の世代は学校で習った歴史がもう古くなっているのでそこを補いたかった。冷戦から後に比重を置いて日本の外交史を辿る…と期待通りの内容。外交の相手はアメリカ、アジア、ヨーロッパ、第三世界、また、安全保障と国際協力。ニュースは見たけれど理解してないことが多い。TV講座では、広島で被爆した近藤紘子さんのお話がよかった。日本の置かれた状況に関して私は古い発想の中にいたことを知らされた。力の外交が無視できない今、子供達にどう伝えればよいのか。まだ考えがまとまらない。すべての世代がこの問題と向き合わねばならぬとは思う。2023/05/21
masa
17
幅広い領域に渡って日本の外交の歩みと今後の課題が示されていて新しい学びを与えてくれた。諸外国が抱えている様々な事情も知ることができて外交の難しさを改めて認識することができた。2023/05/06
らっそ
6
日本を外から見る視点も必要だと思った2021/09/20
Hisashi Tokunaga
3
白鳥先生の中間試験の評価試験基準が厳しい(採点を経験することに意味がある)。我が国ODAの変遷を知ることで、経済外交の重要性を改めて知る。外交が米国を中心に回る事の意味がおぼろげにわかったような。テキストに現れない、多彩な学者や元外交官などのインタビューが授業のワクワク感を盛り上げる仕掛けに脱帽。受講を初めて新聞の国際面記事に注目すことができるようになった。本講座が注力した視点から数年で新たなテーマが出て来るのが外交。テーマのリクエストを注文出来る放送大学システムがある?相変わらず高橋先生講義上手。2022/02/18