目次
レジリエンスとは何か
霊長類の共通祖先から受け継いだヒトのレジリエンス
遺伝子からみた類人猿とヒトの心のレジリエンス
人類進化とヒトのレジリエンス
食糧生産革命とレジリエンス
古代文明の盛衰とレジリエンス
ヒトと病原菌の共存とレジリエンス
アンデスにみるレジリエンスの諸相
フィリピン先住民にみる災害とレジリエンス
地球のレジリエンス
災害への対応とくらしのレジリエンス
心のレジリエンス
企業経営にみるレジリエンス
対立と争いをめぐるレジリエンス
レジリエンスとその未来
著者等紹介
奈良由美子[ナラユミコ]
1965年大阪府に生まれる。1996年奈良女子大学大学院人間文化研究科修了、博士(学術)。(株)住友銀行、大阪教育大学助教授等を経て、放送大学教授。専攻はリスクマネジメント学
稲村哲也[イナムラテツヤ]
1950年静岡県に生まれる。1981年東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。野外民族博物館リトルワールド研究員、愛知県立大学教授等を経て、放送大学教授。専攻は文化人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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田中はにわ
3
放送大学テキスト。講師たちの「挑戦」がまさしく感じられる、学際的でありつつ、非常に本質的な連続講義。「サピエンス全史」的な内容からはじまるが、視点(主題)を「レジリエンス」に設定したことで、単純な歴史にとどまらない、広く深い議論が展開されている。現代が「人新世」というレベルにあること、「創造的復興」や「未来可能性」などの視点の新しさにびっくりする。(いまのところ)本年ベストの書籍だ。2018/11/30
明るいくよくよ人
0
仕事のために読んだけど、おもしろすぎる。 放送大学の講義って高度ですね。2019/02/07