目次
戦後日本教育史をどう考えるか
総力戦体制下の教育と戦後
占領教育政策と「自己改革」の相克
戦後教育理念の形成と教育行政
学制改革の混乱と教育課程改革
新制大学の成立と教員養成
戦後教育改革の「転換」と「新教育」批判
国民意識の変化と教師像
高度経済成長と人間像の模索
「教育荒廃」と「ゆとり」路線への転換
高等教育の量的拡大と大学紛争
臨時教育審議会と生涯学習
「生きる力」と教科書問題
新しい学校像と「学力低下」問題
戦後教育と教育改革のゆくえ
著者等紹介
貝塚茂樹[カイズカシゲキ]
1963年茨城県に生まれる。1993年筑波大学大学院博士課程教育学研究科単位取得退学。国立教育政策研究所主任研究官等を経て現職。日本道徳教育学会理事。文部科学省「道徳教育の充実に関する懇談会」委員、中央教育審議会専門委員などを歴任。武蔵野大学教授、博士(教育学)。専門は日本教育史、道徳教育論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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植田 和昭
16
戦後の日本教育史をまとめた労作。戦争後の新教育運動、日教組、校内暴力やそれをうけてのゆとり教育、いじめ、不登校、学級崩壊などすべて網羅しています。僕が、一番しんどかったのは、校内暴力真っ盛りの中学校で、言葉には表せないような肉体的・精神的苦痛を受けたことです。あのとき、授業が成り立たずに泣いてばかりいた女の先生、校内暴力に暴力で立ち向かっていた先生。当時先生にだけはなるまいと固く誓っていましたが、高校では理科の教員免許がとれる大学を探して進学するという180度の方向転換。この仕事は天命だと思っています。2020/04/16
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