放送大学教材
精神分析とユング心理学 (改訂版)

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  • サイズ A5判/ページ数 255p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784595317088
  • NDC分類 146.1
  • Cコード C1311

目次

精神分析とユング心理学:フロイトとユング
精神分析のなりたち
精神分析における心の発達論
精神分析の本質―現実と幻想
精神分析の本質―対象喪失
症状をめぐる精神分析的“力動”の理解
精神分析的治療論
精神分析的心理療法の実際
ユング心理学:コンプレックスと元型
ペルソナ(顔・面)とゼーレ(ソウル・こころ・たましい)
カインとアベル
「母」なるもの:「魔女」「山姥」
異類婚姻譚
ユング派心理療法:心理療法と「イメージ」「言葉」
ユング派心理療法:「夢」と向き合う

著者等紹介

大場登[オオバノボル]
1949年東京に生まれる。1972年上智大学外国語学部ドイツ語学科卒業。1974年上智大学文学部教育学科心理学コース卒業。1980年上智大学大学院文学研究科教育学専攻(心理学)博士後期課程満期退学。1987年ユング派分析家資格取得(チューリッヒ・ユング研究所)。現在、放送大学教授・博士(心理学)・臨床心理士。専攻、臨床心理学・心理療法学・ユング心理学

森さち子[モリサチコ]
東京都に生まれる。1986年慶應義塾大学文学部人間関係学科人間科学専攻卒業。1991年慶應義塾大学社会学研究科社会学修士課程修了。1993年慶應義塾大学医学部精神・神経科学教室助教。2008年博士(慶應義塾大学)。現在、慶應義塾大学総合政策学部准教授、慶應義塾大学医学部精神・神経科学教室兼担准教授。サイコセラピー・プロセス研究所副所長。臨床心理士、日本精神分析学会認定心理療法士・スーパーバイザー。専攻、臨床心理学・精神分析学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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夜間飛行

180
フロイトの精神分析は禁欲的な自己分析から生まれた。ゆえに治療の場でもセラピストとクライアントが自由連想と禁欲原則の下に協力して無意識を探る。ラジオでは「対象喪失」「力動」「治療機序としての情緒的絆」に興味を引かれた。またメラニー・クラインの「妄想分裂ポジション」を実生活に応用する話、森先生の臨床経験談もよかった。大場先生のユング講義は、神話や昔話への洞察がそのまま実人生に役立つという話である。例えば神のカインへの酷い仕打ちは、人間化のプロセスと見ることもできる。母と魔女の両義性なども実感あると私は思った。2024/02/25

ezura

2
後半の、昔話や神話に見出せる元型の話が興味深かった。2020/06/30

masasamm

2
放送大学の教科書。無意識に魅せられたフロイトとユングの研究を学ぶ。無意識という世界は人間探求の重要な要素である。それをどうとらえるべきか。考えながら読む。考えれば考えるほど、整理がうまくつかない。勉強になった。2020/01/30

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