目次
ラテン語事始め
ローマ字・母音・動詞の基礎
文字I(J)・表音文字の発展・子音
名詞・形容詞・代名詞の性・格・数とその応用の基礎
文字V(U)・音節・前置詞・受動文
文字C/K/Q・長短母音と二重母音の歴史変化・分詞と動形容詞
比較級と最上級・ラテン語の綴りの特徴と変化
音節の長短とラテン語の単語のアクセント
動詞の時制(直説法)
母音の変化、合併と消去・副詞と数詞
古典の韻文の朗読法
動名詞・動形容詞との関係・目的分詞・「対格(主格)+不定法」
動詞変化の概観・接続法の形式と主文における応用
ラテン語の文
著者等紹介
ゴチェフスキ,ヘルマン[ゴチェフスキ,ヘルマン] [Gottschewski,Hermann]
1963年ドイツのフライブルク・イム・ブライスガウ市に生まれる。1980年ベルリン・グラウエス・クロースタ・ギムナジウム卒業。1981~89年フライブルク・トーマス福音教会オルガニスト。1986年フライブルク音楽大学ピアノ科卒業。1989~93年フライブルク大学哲学部音楽学学科助手。1993年同大学哲学部音楽学学科で博士号を取得。ベルリン・フンボルト大学哲学科音楽研究所助手。音楽学の一般的な授業の傍にラテン語文献解読演習を担当。2004年~現在、東京大学総合文化研究科比較文学比較文化コース専任教員(2004年助教授、2007年准教授、2015年教授)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Koning
33
放送大学のテキスト。なので、それなりにお高い。著者はドイツ人なので、正しく古典ラテン語の教科書。ただ、タイトルの通りラテン語文法をやるだけでなくローマにおけるラテン語ギリシア語のバイリンガル社会の話だったり、ラテン語にまつわる文化的話題もかなり重点を置いている。で、4月からラジオ(FMですな)で講座が始まるようなので、音声教材つきラテン語入門としては今一番ぐらいに楽しいんじゃないかと期待している。発音周りというか細かな長短のあれこれとか文字ベースでやってるとついつい全部単音にしてごまかしちゃうんだけど(続2017/03/12
Haruka Fukuhara
6
なかなか面白い。規定の文量に達してしまったことで省かれたという中身も読みたかったなー。2017/04/14
hisaos
1
単位取得により読了とする。ラテン語の歴史から入って読者の興味を掴む構成はマルだが、はっきり言って15週での体得は無理だし、試験が持ち込みじゃなかったら単位は取れない。この本一冊でもしっかり身につけるとなるとガッツリ1年はかかると思う。まさに「ラテン語の世界」を覗き見るための授業だった。自分はこの授業をとって、ラテン語はひとまず置き、ロマンス系現代語であるスペイン語に進むことを決意した。2019/02/18