放送大学教材
世界文学への招待

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  • サイズ A5判/ページ数 285p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784595316081
  • NDC分類 901
  • Cコード C1397

目次

世界文学の時代へ―本科目のねらい
内なる外あるいは外なる内―アメリカ文学の新しい潮流
つねに戦時中―アメリカ文学と戦争
フランス文学とクレオール性の文学―「異郷」で発見する「故郷」
「アフリカ」というステレオタイプを越えて―アフリカのフランス語文学
現代アラブ文学への招待―でも、招待状は何語で書かれるのか?
現代パレスチナ文学―魂の破壊に抗する文学
文学のコスモポリタニズム―媒介者としての二軒の書店
都市と文学―複数のまなざし、複数の声
移動と文学―「世界」の「地図」を描く
植民地化、解放、南北分断―韓国・朝鮮文化の近代
グローバル化/ポスト民主化と韓国文学―リアリズムの行方
お茶の間にいながら、世界文学―『源氏物語』と日本文学の世界性
グローバル化する現代日本文学―日本語では読めない日本文学
世界文学はどこに向かうのか?―全体のまとめ

著者等紹介

宮下志朗[ミヤシタシロウ]
1947年、東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。放送大学教授、東京大学名誉教授。専攻はフランス文学・書物の文化史。主な著訳書『本の都市リヨン』(晶文社、1989年、大佛次郎賞)ラブレー“ガルガンチュアとパンタグリュエル”全5巻(ちくま文庫、2005‐2012、翻訳。読売文学賞および日仏翻訳文学賞)

小野正嗣[オノマサツグ]
1970年、大分県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。パリ第8大学で博士号を取得。作家、立教大学准教授、放送大学客員准教授。専攻はフランス語圏文学・創作批評論。主な著訳書『にぎやかな湾に背負われた船』(朝日新聞社、2002年、第15回三島賞)『九年前の祈り』(講談社、2014年、第152回芥川賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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燃えつきた棒

32
まだ見ぬ世界へと開かれた窓。 隊商なら必ず持っていくオアシスの地図。 柔らかなパステルで描かれた前衛的なデッサン。 七つの海を知りつくした一等航海士。 花々の間を飛び交い、受粉を手助けするミツバチ。 パトリック・シャモワゾー、マリーズ・コンデ、ミハル・アイヴァス、オルガ・トカルチュク、玉虫の煌めきをもつ見知らぬ鉱物標本たち。 2017/09/26

ひまひまこ

3
読みたい本が増えて困る本。試験もあって今も何度も読み返していて楽しい。が、理解しているかと言われればかなり怪しい。「ナクバ」という言葉をこの本で初めて知った。パレスチナの現状を表す言葉で、自分の無知を思い知る。2018/07/06

tobusuka

1
面白かった。文学とは土地(実際の、あるいは想像上の)から切り離すことはできないと同時に、世界文学とは関係性の文学である。世界にはまだ読むべき書物がたくさんあると感じる、そしてそのどれもを読んでもいいし読まなくてもいい2021/07/24

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