目次
現代社会と科学・技術
古代の自然科学
技術の始め
科学革命
中世の産業革命
近代科学とは何か
科学の制度化と専門職業化
産業革命の時代の科学と技術
アメリカ型大量生産システムの誕生
エンジニア:企業の中の科学者
国家と科学技術
科学論の展開
冷戦型科学技術研究システムの形成
科学美術に関する問題の噴出
科学技術社会論への道
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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社会の中の科学を、⑴科学と技術の関連性、⑵社会集団としての科学者、という二つの視点から論じる。 ⑴については、本来は純粋な「知」であった科学が、インフラ・産業・軍事など様々な目的のため「技術」として実用される過程が描かれる。具体例としては、ローマ時代の水道や橋、ヴォルタの電池、航空機、毒ガスなど様々である。また⑵については、主に17世紀から18世紀、科学者らが次第にアカデミーを形成する過程が解説されている。 他にもアメリカでの産業と科学技術との関連、冷戦型科学など、トピックは多岐にわたる。2021/08/25