出版社内容情報
政治,とくにより善き政治とはどのような形態を持ち,どうすれば実現可能なのだろうか。政治学の本質的な問いに対する答えを西洋政治思想の歴史を振り返ることで検討している。全体を通して歴史的継承や文脈に留意しつつ,政治思想のいくつかの重要な論点を例にあげ考察,その理解を通じて西洋政治思想史の現代的意義を明らかにしている。「統治の諸形態」「古代・中世における法の支配」「キリスト教の衝撃」「権力」「富と所有」「迫害と寛容」などで構成。
1.西洋政治思想史とは何か
2.統治の諸形態
3.法の支配Ⅰ-古代・中世
4.キリスト教の衝撃
5.権力
6.富と所有
7.迫害と寛容
8.権力批判の論理
9.公共の利益
10.政治とレトリック
11.法の支配Ⅱ-近代・現代
12.参加と統合
13.社会的連帯の基礎
14.政治と教育
15.正義と善
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かむかむレモン
1
★★★★★。試験勉強で読みましたが思いのほか面白い。2012/09/05
枕流だった人
1
改訂版 君津市立図書館
けふたろ
1
コンパクトでよい。また時系列ではなくテーマ毎の配置というのも便利。無論、時系列の整理も必要ではある。2010/09/15
えむ
0
テーマ別にまとめられた西洋政治思想史の教科書。バランスよくまとめられているが、形式上特定の思想家の思想の全体像を捉えるには向いてないように感じた。それでも、西洋政治思想史を概観するには非常に有益だと思う。2017/09/21