放送大学教材<br> 舞台芸術の現在

放送大学教材
舞台芸術の現在

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  • サイズ A5判/ページ数 307p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784595270512
  • NDC分類 770
  • Cコード C1374

出版社内容情報

演劇を舞台劇・音楽劇を含む舞台芸術として広く捉え、その構造と作用を分析、現代における「舞台芸術」とその「作用」を考える際のもっとも基底的な問題は何であるのかを提示している。舞台芸術の基本的4要素、「演じる」「見る者」「演じられる空間」「演じる者と見る者を結ぶ空間」について序章で解説、その後「劇場論」「俳優論」「戯曲論」を個別に考察し、「伝統芸術の真髄」で能、歌舞伎、文楽と語り物を取り上げている。また音楽劇についてはオペラ、ミュージカルを、舞踏劇でバレエを取り上げ、全衛演劇についても言及。

 1.舞台芸術の4要素
 2.劇場論(1) 劇場という空間
 3.劇場論(2) システムとしての劇場
 4.俳優論(1) 演じる者の系譜
 5.俳優論(2) 俳優の形成
 6.劇作論(1) 悲劇と言語
 7.劇作論(2) 喜劇の身体
 8.劇作論(3) 戯曲と演出
 9.伝統演劇の精髄(1) 能の構造と作用
10.伝統演劇の精髄(2) 文楽の秘法
11.伝統演劇の精髄(3) 歌舞伎の技法
12.演出の技法 ジョルジョ・ストレーレルの世界
13.音楽劇の現在 オペラ・オペレッタ・ミュージカル
14.舞踊劇の現在 バレエの変容
15.舞台はどのように作られるか 「フェ-ドル」の軌跡

感想・レビュー

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あなた

4
戯曲は「演じられてこそ」のものである。チェーホフもベケットもシェイクスピアもしかりだ。エクリチュールではなく、空間と時間の輻輳する身体言語(パロール)なのである。白く演出される「桜の園」をみるとき、それが書き込まれる余白(マラルメ)でありながら、すでに不毛の荒野であるという二重性を知るだろう。園の彼方から響く汽笛をきけば、この園における空間的・時間的変革が容赦もなく逼迫した状況にあることをわたしたちは身体で感じ取るのだ2009/08/22

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