出版社内容情報
演劇を舞台劇・音楽劇を含む舞台芸術として広く捉え、その構造と作用を分析、現代における「舞台芸術」とその「作用」を考える際のもっとも基底的な問題は何であるのかを提示している。舞台芸術の基本的4要素、「演じる」「見る者」「演じられる空間」「演じる者と見る者を結ぶ空間」について序章で解説、その後「劇場論」「俳優論」「戯曲論」を個別に考察し、「伝統芸術の真髄」で能、歌舞伎、文楽と語り物を取り上げている。また音楽劇についてはオペラ、ミュージカルを、舞踏劇でバレエを取り上げ、全衛演劇についても言及。
1.舞台芸術の4要素
2.劇場論(1) 劇場という空間
3.劇場論(2) システムとしての劇場
4.俳優論(1) 演じる者の系譜
5.俳優論(2) 俳優の形成
6.劇作論(1) 悲劇と言語
7.劇作論(2) 喜劇の身体
8.劇作論(3) 戯曲と演出
9.伝統演劇の精髄(1) 能の構造と作用
10.伝統演劇の精髄(2) 文楽の秘法
11.伝統演劇の精髄(3) 歌舞伎の技法
12.演出の技法 ジョルジョ・ストレーレルの世界
13.音楽劇の現在 オペラ・オペレッタ・ミュージカル
14.舞踊劇の現在 バレエの変容
15.舞台はどのように作られるか 「フェ-ドル」の軌跡
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