出版社内容情報
空間の芸術といわれている建築は、人間にとって最も身近な存在であり、また最も古くから続いている芸術・技術でもある。建築意匠について本書は、人は建築に何を求めているのか(=意)、そしてそれにどのようなかたちを与えるのか(=匠)、という2点を中心に、古今東西における多様な例をもとにその特質を考察している。建築における空間、場所、光の作用、部屋の要素――門・窓・炉端、建築においての表現、支えることと囲うこと、幾何学と自然、建築の要素――柱・壁・床・階段・屋根、建築においての秩序などの15章構成。
1.建築とは何か
2.場所について
3.光について
4.部屋について
5.部屋の要素(1)-門について
6.部屋の要素(2)-窓について
7.部屋の要素(3)-中心について
8.建築において表現とは何か
9.支えることと囲うこと
10.抽象と自然
11.建築の要素(1)-柱について
12.建築の要素(2)-壁について
13.建築の要素(3)-床について
14.建築の要素(4)-屋根について
15.秩序について