出版社内容情報
わが国の住宅建築の構造と構法、すなわち「日本の住まいの造られ方」の特徴と諸課題を浮き彫りにするとともに、戸建住宅と集合住宅の双方を取り上げ、その共通点と相違点について考えている。前半は、構造躯体の基本的理解を主軸に、多様な構造とその特徴を考察、後半では、床・壁・天井といった部位の構法について、性能と造られ方の関係、日本の特殊性を論じている。また海外の住宅の構造・構法、住宅建設のプロセス、住宅の維持保全と構法のあり方、地球環境問題と住宅の構造・構法などのテーマにも言及。
1.空間を構成する技術・架構法
2.躯体の材料とその性質
3.日本の構法と欧米の構法
4.戸建住宅の構造・構法
5.木造住宅の構造・構法ー1
6.木造住宅の構造・構法ー2
7.枠組壁工法と工業化住宅
8.集合住宅の構造・構法
9.SI住宅と超高層集合住宅の構造
10.屋根の構法
11.壁の構法
12.開口部の構法
13.床の構法、天井の構法
14.階段と和風造作
15.まとめ