出版社内容情報
恒星の大きさや明るさなど天体に関する知見は、観測の結果を分析し、理論を介して求められる。その具体的な過程を理解することを目的に、天体研究の基礎、必要な観測方法、解析・分析方法などを丁寧に説明している。本書では主に恒星の可視域の観測を例にとり、その運動や半径・質量、温度・圧力、化学組成などが求められる過程を解説。天球座標と年周視差、固有運動と視線速度、永年視差と統計視差、等級と色指数、食連星の解析、恒星のスペクトルと表面温度、HR図と恒星の分類、太陽の年齢とエネルギー源などの章で構成。
1.天球座標と年周視差
2.固有運動と視線速度
3.永年視差と統計視差
4.等級と色指数
5.連星とその種類
6.実視連星と分光連星の解析
7.食連星の解析
8.恒星のスペクトルと表面温度
9.HR図と恒星の分類
10.太陽の年齢とそのエネルギー源
11.恒星の内部構造の決定
12.恒星の表層構造と化学組成の決定
13.恒星の進化とその特質
14.天体の諸量の決定
15.恒星以外の天体の特徴とその解析
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