出版社内容情報
近世史の特徴を、対外関係、身分制度、農村、都市などの分野ごとにわかりやすく解説。全体を通して、30~40年前に高校で教えていた近世史と現在の常識としての近世史、また研究の最先端の近世史とでは、どこがどう違うのかという点を理解することができるだろう。前半の3章で近世の特質である家族制度、門閥制度、将軍と天皇を考察、次いで近世日本の対外政策を特徴づける鎖国政策、身分制度、村・都市の形態と人々の生活について論じている。
1.近世とは
2.将軍権力と天皇の権威
3.下克上から門閥へ
4.統一政権の成立と対外関係
5.「鎖国」の意味
6.近世日本の「四つの口」
7.身分的周縁と勧進の併存
8.大坂の非人集団ーその内部構造と社会的諸関係
9.大坂の非人集団の展開と由緒
10.十八世紀の村をながめる
11.近世の村の自画像
12.近世の村の特徴
13.城下町と三都
14.近世京都の成立
15.町の展開
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