出版社内容情報
戦後発展してきた日本の都市は現在大きな変貌を迫られている。その要因を理解し、変化に伴い出現した諸問題を解決していくためには、単一の学問体系だけでなく学際的で広範な知識体系と技術、すなわち社会工学的なアプローチが求められている。時代とともに変わる都市構造、都市のユニバーサル化、都市管理と情報技術の進歩、公的部門の役割などのテーマをもとに、都市空間が抱える諸課題と改善のあり方をシステム工学の見地から多角的に検討。
1.都市の構造的変化に対する社会工学的アプローチ
2.持続可能な都市のかたち
3.都市空間形成のルール
4.都市空間形成における公的部門の役割
5.都市の公共財と公企業の役割
6.PFIによる公共サービスの供給体制
7.連携・協力に伴う費用負担問題
8.中心市街地の活性化
9.都市の産業と空間構造の変化
10.都市地域の基礎的理論分析
11.地域の計量分析の手法と有効性
12.地理情報システムと都市空間
13.既成市街地の機能と環境の改善
14.都市の広域化と連携/協力
15.都市の連携と市町村合併