出版社内容情報
南アジア7か国を対象に、経済開発の持続的発展と国際協力のあり方を考察している。全体を通して、第二次世界大戦後における各国の経済開発の歴史を振り返りつつ現状を検討、どのような問題が開発のネックとなっているのか、その問題を行政と国民がどう解決していこうとしているのか、また問題解決に対する主体の動き(努力)等を具体的に論じている。南アジアと日本との新しい関係を探り、望ましい援助のあり方を考えた書。
1.南アジア諸国の開発戦略ーインドを中心として
2.農業・農村開発戦略
3.雁行形態的経済発展と南アジア諸国
4.インドの工業化
5.軍部・官僚支配の開発戦略ーパキスタン(1)
6.対外依存の経済開発と構造的不均衡ーパキスタン(2)
7.開発援助と自立の課題ーバングラデシュ
8.ヒマラヤ山間地域における持続的発展の課題ーネパール
9.森林保全重視の開発ーブータン
10.域内社会開発先進国の経済的課題ースリランカ、マールディーヴ
11.農村開発における持続的発展とはーバングラデシュの在地化をめざした農村開発援助プロジェクトに参加して
12.洪水対策と住民参加ーバングラデシュ
13.住民参加と地方行政改革
14.社会開発におけるNGOの役割
15.日本と南アジアー新しい協力関係を求めて
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- 和書
- リスティス 〈1〉