出版社内容情報
企業は労働の提供者である従業員にとって働きやすい職場環境・労働条件を提示する一方、市場の競争に耐え利潤を追求していく立場にある。そこに労使の葛藤が生まれる。本書は労使問題の解決に不可欠な経済の理論や労働に関する各種法の枠組みを、生産性の向上と成果配分、日本的雇用慣行、報酬の体系、労働組合との関係などの項目別に検討するとともに、現在社会的課題となっている高齢者の雇用問題、外国人労働者の就労実態、男女の雇用機会の均等、などを取り上げて概説。企業経営者、労務関連の仕事で働く人の必読書。
1.企業の発展と雇用社会
2.工業社会から情報社会へ
3.もの造りのシステム
4.雇用関係
5.生産性の向上と成果配分
6.キャリア形成
7.労働と余暇
8.報酬の体系
9.労働組合との関係
10.団体交渉の経済効果
11.日本的雇用慣行
12.男女雇用機会の均等
13.高齢化社会の労使課題ー再雇用・年金・医療・介護
14.大競争時代の労使の在り方
15.21世紀の雇用社会