感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
夜間飛行
165
前半でロールズ理論を援用して福祉、環境、テクノロジー、安全などの諸問題を考え、後半で理論の要所を批判的に検討していく。ロールズは福祉資本主義を否定し、経済的平等に基づく互恵的な福祉を唱えた。ケアの問題にせよ、性別や貧富の面で不平等なら「公正としての正義」とはいえない。また、私たちは安全・束縛の両義性を持つ監視社会に生き、規格化・差別・排除に晒されており、しかもそうした自由の制約は見えづらい。それゆえ、私的領域に根拠を置くリベラリズムは何度も問い直しを要求される。ロールズがしばしば参照されるのも当然だろう。2023/10/29
すみ子
6
大学院の試験のためにかなり読み込んだ。ロールズ哲学についてほとんど知らなかったがまとまっているのでこの本でかなり独習できる。現代のリベラリズムとその課題についても最終章で触れられており、トランプ当選後のアメリカの政治思想について思いを馳せるなどした……2025/07/06
-
- 電子書籍
- 熱烈求婚してきた旦那様は私のことだけお…
-
- 電子書籍
- 異世界日本~暗殺一家の三男は異界化した…
-
- 電子書籍
- パチスロ必勝ガイドMAX 2023年1…
-
- 電子書籍
- 猫耳メイドと少年王子【分冊版】 11 …
-
- 電子書籍
- 一年だけの結婚【分冊】 4巻 ハーレク…




