出版社内容情報
教育文化とは,社会の人々の間に共通する教育についての信念・価値,態度,感情などの伝統的な志向パターンである。個々の人々は無意識のうちに教育文化に規定されて,教育に関する信念や価値,あるいは態度・思考といった教育観,教育意識を形成していく。本書では,教育文化が人々の教育観や教育意識,また人間の発達をどのように規定し方向づけているかを考察。
 1.教育文化とは何か
 2.教育的まなざしの誕生
 3.教育的まなざしの増殖
 4.教育を語る言葉の「病」
 5.教育文化臨床と言語
 6.言葉と身体
 7.死ぬこと・生きることをめぐる教育文化
 8.育児文化の変容
 9.子どもの遊びと遊び文化
10.学歴社会の変貌-学歴インフレの時代
11.メディア環境の形成と拡大
12.ジェンダーの世界
13.子ども観の世代差-子どもはどう変わったか
14.子どもたちの生活世界と自己意識の変容-社会・世間・コモンズの観点から
15.教育文化論の課題


 
               
               
              


