出版社内容情報
情報科学の研究成果は,情報技術へと応用され,文化全体に多大な影響を与えてきた。一方,情報技術の急激な発展と普及は,開発者と利用者の溝を拡大し,結果として大量に生産される技術の大衆消費的な状況を産みつつある。科学的な知識の継承と発展の視点からは危機的なこの現状をふまえ,本書では情報科学の諸領域を科学,技術,歴史,社会の複眼的視点からわかりやすく考察。現代情報化社会が抱える諸問題を考えるために必要な基礎知識が学べる。
1.情報化の歴史(1)
2.情報化の歴史(2)
3.情報の数学的基礎(1)
4.情報の数学的基礎(2)
5.情報とファイルの管理
6.テキスト処理の基礎(1)
7.テキスト処理の基礎(2)
8.論理的な文書作成
9.テキスト処理言語とLATEX
10.ウェブのマークアップ
11.マルチメディアのプログラミング
12.インターネットによる情報発信
13.ソフトウェアの開発を巡って
14.ICT社会と知の変容
15.インターネット時代の諸問題