出版社内容情報
フランス人は自国の文化を支えるフランス語にこだわり,日常生活や思想表現の現場で言語の性能に磨きをかけてきた。フランス語のことばとしての魅力と性能を,「レストランのフランス語」「音楽会のフランス語」をはじめ,モラリスト・法律・辞書・小説におけるフランス語表現など,多様な角度からとらえ,言語と文化の不思議なつながりについて考察している。
1.日常生活のフランス語-街角で輝くことば
2.レストランのフランス語-ことばを味わう
3.音楽会のフランス語-ことばの響き
4.オペラのフランス語-ことばは歌う
5.エッセイのフランス語-自分を語ることば
6.恋愛論のフランス語-ことばの魅惑
7.詩のフランス語-ことばの錬金術
8.小説のフランス語-鏡としてのことば
9.シャンソンのフランス語-ことばと生活
10.モラリストのフランス語-ことばによる分析
11.演説のフランス語-ことばは訴える
12.聖書のフランス語-初めにことばがあった
13.辞書のフランス語-ことばを定義する
14.法律のフランス語-ことばの厳密性
15.世界の中のフランス語