出版社内容情報
ドイツ語で書かれた文学作品や思想的著作物を通して,表現形式の特質を探るとともに,作品に表れた自然観・歴史観・人生観・恋愛観などについて考察している。主なテクストは,ゲーテの「旅人の夜の歌」「魔王」,フリードリヒ・ヘルダーリンの「生の半ば」,ロマン派の作家ヨーゼフ・フォン・アイヒェンドルフの詩「夕映えの中で」,ヴァルター・ベンヤミンの散文作品「1990年頃のベルリンの幼年時代」,フランツ・カフカの物語「家父長の気がかり」など。
1.自然と人間
2.愛と死と再生
3.友愛
4.人生の秋
5.幸福な晩年
6.穏やかな美
7.芸術の本質
8.近代文化の運命
9.庭園
10.大都市の恐怖
11.親の苦労
12.子供の幸福
13.文化と野蛮
14.20世紀の証言
15.コンピューター社会の未来