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出版社内容情報
芸術文化活動を生み出すもとになるアーツ・マネジメントの仕組みを,映画,音楽,演劇,ギャラリー,博物館・美術館など,グローバルな視点から多角的に探った書。文化運営の単なる実践的ガイドではなく,経済学・社会学・政策学等による学際的アプローチを基本にしている。アーツ・マネジメントの歴史,都市文化政策との関連,芸術創造のマネジメントなどから,構成。
1.イントロダクション:目的・定義・アプローチ
2.アーツ・マネジメント史
3.日本におけるアーツ・マネジメントの始まり
4.文化の経済学
5.都市文化政策とアーツ・マネジメント
6.文化生産の経済と非営利文化マネジメント
7.芸術創造のマネジメント
8.ポピュラー文化のマネジメント(1):映画産業
9.文化団体におけるマーケティング・マネジメント
10.アーツ・マネジメントと鑑賞者開発
11.視覚芸術とマネジメント
12.舞台芸術とマネジメント
13.ポピュラー文化のマネジメント(2):音楽産業
14.新しいメディア文化とアーツ・マネジメント
15.グローバルな文脈におけるアーツ・マネジメント:まとめと展望
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ryo
1
アーツ・マネジメントの事を芸術面からではなく、経済学・経営学などの面から本気で勉強したいならこの本。わかりやすいが、芸術方面からしりたいだけなら面白くはないと思う。でも大切なことが書いてある。本気でやりたいなら一度読んだ方がいいかもです。2009/12/01
ペールエール
0
文化のマネジメントについて。芸術を商売にする、それを学問的な視点から考察し、芸術の永続的な発展を促す。芸術のような、主観に依存する分野は市場で勝負し、利益を出すのが難しい。もちろん政府による援助もあるが、芸術という不確実産業でどのように永続的な発展を遂げるか、科学的に理論をたてる。 ITの普及により、こういったコンテンツ産業の可能性も問われている。知識型産業の中で、政府を中心としてどのようなマネジメントを行っていくか。この分野はポストモダンといった将来性を考えても、重要になってくるに違いない。2012/01/23