出版社内容情報
「福祉国家から福祉社会へ」というスローガンのもと,先進諸国の社会福祉の理念や方法は大きな変化を遂げている。特に地方分権化や民営化が進む中,公的社会福祉サービスと民間社会福祉サービスの役割,関連分野との連携,および専門職とボランティアの関係など,大きく変わってきた。このような変革期における各国の社会福祉の課題とあり方を考察していくとともに,利用者主体の制度をめざす我が国の社会福祉に必要な要件を,アメリカ,スウェーデン,イギリス,フランス,タイなど世界の事例から学ぶことを目標にしている。
1.世界の社会福祉を学ぶ視点
2.世界の社会福祉の歩み
3.アメリカの社会福祉
4.スウェーデンの社会福祉
5.イギリスの社会福祉
6.フランスの社会福祉
7.タイの社会福祉
8.日本の社会福祉
9.地域環境と社会福祉
10.在宅福祉と施設福祉
11.医療と福祉の連携
12.社会福祉専門職とは何か
13.社会福祉の多元化と市場化
14.アジア太平洋地域の障害を持つ当事者運動
15.これからの社会福祉