出版社内容情報
生体のすべての機能をつかさどる中枢センター“脳”を理解するため,異なる次元からの多角的なアプローチが必要である。脳の構造・発生・進化を概説するとともに,脳機能の基盤となる化学的情報伝達,知覚のメカニズム,記憶・学習機能を考察,近年の遺伝子研究,不安感など情動と人の行動の仕組みと脳の関連性,老化脳の特徴を検討している。さらに「心とは何か」「脳移植は可能か」「コンピュータは脳を超えられるか」といった諸課題についても言及。
1.脳の構造と働き
2.脳における情報伝達-1
3.脳における情報伝達-2
4.脳の可塑性
5.脳の血液循環と栄養
6.知覚と認知
7.記憶と学習
8.遺伝子と知能・行動・性格
9.脳と運動機能
10.情動と行動
11.脳の外傷、腫瘍、血管障害
12.脳の分子生物学
13.脳の老化
14.脳と薬
15.脳研究の将来
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- 和書
- 越後魚沼方言集