出版社内容情報
稀代の巫術師と評判の董月季(とうげっき)は、ある日「持ち主を次々に取り殺している」という香炉について依頼を受ける。
折しも同様の相談を受けていた許婚の封霊耀(ほうれいよう)と、
巫術師見習いの渓(けい)と共に、月季は香炉の持ち主を訪ねる。
しかしそこで遭遇したのは強力な女の幽鬼。
月季は思わず祓ってしまうが、女が消える寸前に見せた表情が気になり、
霊耀たちと、女が住んでいた村に向かうが……。
天才巫術師×堅物若君の中華退魔ファンタジー、待望の第二弾!
内容説明
稀代の巫術師と評判の董月季は、ある日「持ち主を次々に取り殺している」という香炉について依頼を受ける。折しも同様の相談を受けていた許婚の封霊耀と、巫術師見習いの渓と共に、月季は香炉の持ち主を訪ねる。しかしそこで遭遇したのは強力な女の幽鬼。月季は思わず祓ってしまうが、女が消える寸前に見せた表情が気になり、霊耀たちと、女が住んでいた村に向かうが…。天才巫術師×堅物若君の中華退魔ファンタジー、待望の第二弾!
著者等紹介
白川紺子[シラカワコウコ]
三重県出身。同志社大学文学部卒。2011年、雑誌Cobaltの短編小説新人賞に入選の後、12年度ロマン大賞(現ノベル大賞)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mariya926
84
読みましたが、シリーズは一気に読んで、関連シリーズも一気に読まないと、どこかで繋がっている気がしても分からないモヤモヤに取り憑かれますね😅まだまだ続きそうです。2025/03/25
こも 旧柏バカ一代
55
香炉に取り憑いている女の怨霊から辿られる物語。多くの男を夢中にさせ呪い殺す香炉。その除霊を依頼され、怨霊に話しかけるが女には反応しない。遂には強行して除霊したが、何でこんな怨霊になったのかを調べたら出てくる様々な事柄。沼に沈んでいる霊が元気でなかなかにシュールだった。怨霊になった女も閉鎖された村で、元妓楼の女だったと差別されていたりと何とも言えない状況だったんだ。そこに呪いという手段が見つかり、そこから始まる誰も幸せにならない物語。魂の無い状態でも最後はシッカリと村に傷痕を残して女は去って行った。お見事!2025/01/24
はなりん
48
シリーズ2巻。前巻から間があり細かな設定や人間関係があやふや。後宮の烏シリーズとの繋がりが垣間見えてるも、それもあやふや。でも充分楽しめました。香炉に取り憑く幽鬼を調べる為、王都を離れ別荘地へ向かう月季と霊耀と渓の3人。その村で新たな虎の妖が出ると村長から依頼があり調査する事に。無事解決するも、月季の中に入る何かしらの存在が大きくなり、何やら話が大きくなってきた。次巻からは、月季の中のモノを含め、地方で起こっている土着の信仰神を調査する旅に。月季と霊耀の仲の進展も期待したい。2025/04/05
Nyah
41
稀代の巫術師である董月季は、持主を次々と取り殺す香炉について依頼を受ける。許婚の封霊耀と、巫術師見習いの渓と共に香炉の持ち主を訪ねる。そこで女の幽鬼が出現、月季は幽鬼を楽土に誘う事ができず。瀕死の持ち主を助ける為に祓ってしまう。その事を気に病む月季の為、霊耀は幽鬼の女について一緒に調べる。女は別荘に住んでいた妾でいた。🐈。/ 月季のピンチには霊耀が助けに来てくれる。堅物霊耀と月季の仲はあまり進展しなかったけど、帝に今回同様の調査依頼をされたので、旅に出ると変わるかもねー。2025/03/08
みい坊
37
霊を祓うよりは楽土へ送りたいと願う月季。香炉に取り憑き、持ち主を次々と殺す強力な霊を祓ってしまった事を気に掛ける月季は霊の足跡を辿り、孤独だった阿祥と猫鬼の存在を知る。そこから月季自身に巣食う何かに対峙する旅の始まりへと続く今回。ワクワクが最高潮のところで次巻のお楽しみへ。早く読ませてください。猫鬼なんてお話。猫が関わると感情が猫中心になって、冷静に読めなくなっちゃう。阿祥を慰め、信じた三毛猫を思うと切なすぎた。2025/01/26
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