内容説明
人民解放軍による米民間人虐殺映像に米国内の世論が騒然となる中、国家偵察局の画像解析官ライリーは、それがディープフェイクの偽動画であることに気付く。彼女はその事実を上司に報告するが、すぐに虐殺映像の真犯人であるソマーズ社の戦闘員が偵察局に現われる。上司は殺害され、次に狙われるのは自分―頼れるのはHERルームの親友たちだけ。警備会社ASIに勤める昔なじみにSOSを送った彼女のもとに元SEALsのASI社員ピアースが駆け付ける。シリーズ、いよいよ完結へ!!
著者等紹介
ライス,リサ・マリー[ライス,リサマリー] [Rice,Lisa Marie]
1951年アメリカ生まれ。翻訳者、通訳を経て小説家に転身。官能に彩られたロマンティック・サスペンスを中心に旺盛な創作活動を展開。『真夜中の男』(扶桑社ロマンス)で2004年のシズラー・アワードの最優秀ロマンティック・サスペンス賞を受賞
上中京[カミナカミヤコ]
関西学院大学文学部英文科卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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aiko
5
ミッドナイトシリーズ⑬ 米中の開戦を防ぐため奔走する画像分析官のライリーがとても強くて素敵なヒロイン。彼女を支えつつやきもきするピアースがワンコタイプで可愛いですね。彼女らをサポートするブラック社のジェイコブが大変魅力的だったので、彼の話が楽しみ。2024/08/14
さとちゃん
4
原題は"Midnight Caress" ミッドナイト・シリーズは本作で完結だそうで、少々寂しい。戦争開始を望む勢力がいるのはいつでもどこでも、ではあるけれど、読んでいる私が身を置いている現実がきな臭くなってきているだけに、そういうのは物語の世界だけにしてほしいと切に願う。2023/12/13