扶桑社新書<br> ことば、身体、学び―「できるようになる」とはどういうことか

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扶桑社新書
ことば、身体、学び―「できるようになる」とはどういうことか

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784594095796
  • NDC分類 804
  • Cコード C0295

出版社内容情報

ことばが世界をつくるのか。世界がことばをつくるのか。

元オリンピアンで著作も多く、「走る哲学者」とも呼ばれる為末大氏。
為末氏が現役時代から興味をもっていたというこの問いを、言語習得研究の第一人者である今井むつみ氏が受け止める。
私たちが意識せず使いこなしている「ことば」とは何だろうか。
「言語能力が高い」、「運動神経がいい」とはどういう状態を指すのだろうか。
スポーツでも言語の習得でも、繰り返しながらやさしいことから難しいことへ、段階をふんだ「学び」が必要になる。しかし、「学び」とは単なる知識の獲得ではなく、新しい知識を生み出す「発見と創造」こそが本質であると今井氏は言う。その究極のかたちを為末氏は、調整力の高さ、すなわち「熟達」と呼ぶ。
私たちはどのように学ぶのか、そこに身体がどのようにかかわってくるのか。

「ことばと身体」を専門にする話題のふたりが、異なる立場から「学び」にアプローチする。


◆目次案
1章 ことばは世界をカテゴライズする
2章 ことばと身体
3章 言語能力が高いとは何か
4章 熟達とは
5章 学びの過程は直線ではない

内容説明

元トップアスリートと気鋭の言語心理学者。ことばと身体を専門にする2人が、「学び」とは何かを探る最高の知的探求書!

目次

1章 ことばは世界をカテゴライズする(考 ことばは究極の編集行為;問 ことばが世界をつくるのか、世界がことばをつくるのか?;解 子どもが、動詞学習が苦手な理由)
2章 ことばと身体(考 選手の調子を上げる音とリズム;問 ことばと身体とは?;解 胎児はリズムからことばを学ぶ)
3章 言語能力が高いとは何か(考 「確からしい」ことば;問 言語能力が高いとはどういうことか;解 ことばとは)
4章 熟達とは(考 運動神経の正体;問 熟達するというのは、調整力が高いということではないか;解 アウトプットに合わせた微調整)
5章 学びの過程は直線ではない(考 熟達の過程で行き詰まる時;問 伸び悩んだり、つまずいたりした時、どのようにして抜け出すか?;解 学びはリニアではない)

著者等紹介

為末大[タメスエダイ]
1978年広島県生まれ。スプリント種目の世界大会で日本人として初のメダル獲得者。オリンピックには3大会連続出場。男子400メートルハードルの日本記録保持者(2023年8月現在)。現在は執筆活動、身体にかかわるプロジェクトを行う。Deportare Partners代表

今井むつみ[イマイムツミ]
1987年慶應義塾大学大学院社会学研究科に在学中、奨学金を得て渡米。1994年ノースウェスタン大学心理学部博士課程を修了、博士号(Ph.D)を得る。専門は、認知・言語発達心理学、言語心理学。2007年より慶應義塾大学環境情報学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tamami

66
著者のお一人、今井むつみさんの『言語の本質』で「記号接地問題」を知り、さらに深めたいと思っていたところ本書に出会う。アスリートの為末さんとの対談は、期待に違うことなく、実に興味深い内容の連続である。為末さんの、運動を効果的にさせるためには、受け手に合わせてことばを変えることが必要であるということや、今井さんの、子どもがことばの世界を広げていくためには、直接の知覚経験、ことばが身体につながっているということが大切、等々、ことばと身体との関わりについて、その本質に関わる事柄が、対話という形で産み出されていく。2023/09/10

けんとまん1007

62
以前からなるほどと思っていたお二人。言葉と身体。人が持つ二つの特性。これが、どのように結びつくのか、どのように変化することで成熟していくのか、納得しながら読んだ。身体性を前から重要視しているので、それを裏付けられたと思う。それと、本当の意味でのコミュニケーションも頷ける。場を考え、相手を考えることから始まる。そして、less is more というフレーズが、どんぴしゃり。2024/05/23

ムーミン

38
後半、これからの教育を考えるヒントが豊富にありました。ICAPモデルはとても良い参考にできそうです。2023/11/10

Tenouji

31
言葉の限定効果と抽象化が、身体の全体性と揺らぎを絶妙にコントロールする、というのが人間の学びであるという風に理解したw。2023/10/29

ta_chanko

29
身体の使い方を伝える際、言葉が重要な役割を果たす。例えば「熱い鉄板の上を走るつもりで」と言えば「接地時間を短く」と言うよりも具体的にイメージ・実践しやすい。ハードルを跳ぶときは「襖を破る」つもりで。また何らかの動きを表現する言葉が存在することで、具体的・意識的に再現することが可能になる。「できるようになる」とは、無意識にできるようになり、さらにそれを意識化できること。熟達者ほど緊張と弛緩差が大きい。「学ぶ」とは、子どもが母国語を習得していくように、文脈・スキーマを理解し自ら「学び方」を学んでいくこと。2023/12/14

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