扶桑社新書<br> 驚きの「リアル進化論」

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扶桑社新書
驚きの「リアル進化論」

  • 池田 清彦【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784594095710
  • NDC分類 467.5
  • Cコード C0295

出版社内容情報

え、そうだったの?
「進化論の今」を知る最適の一冊!
これが「ほんとうの進化論」です!

実証と反証を繰り返してきた進化論の歴史、
遺伝子工学が炙り出した「ネオダーウィニズム」の矛盾、
「構造主義進化論」という新たなアプローチまで語り尽くす、
知的テンターテインメント!

「ネオダーウィニズム」とは、「ある生物の遺伝子に突然変異が起こり、環境により適応的な変異個体が自然選択によって集団内に広がり、その繰り返しで生物は環境に適応するように進化する」という理論です。19世紀の半ばにダーウィンが提唱した「進化論」に修正を加え、メンデルの「遺伝学説」やそのほかのアイデアを合わせたこの理論を、多くの人はいまだに信奉し続けていますが、この理論で進化のすべては絶対に説明できません。
メディアでおなじみの生物学者、池田清彦が、進化論の歴史をたどりながら、ネオダーウィニズムの矛盾を突き、最新の知見にもとづいた「もっと本質的な進化論=リアル進化論」をわかりやすく解説します。
サイエンスに興味があるビジネスパーソンから学生まで、進化論の入門としても、学び直しとしてもピッタリの一冊。知的好奇心をくすぐり、誰かに話したくなる要素が満載です!

●「進化」という概念を初めて論じたラマルク
●ダーウィンの「進化論」に影響を与えたマルサスの「人口論
●「用不用説」と「自然選択説」の違いとは?
●「ネオダーウィニズム」という折衷説
●分子レベルの変異に自然選択はかからない
●「遺伝子を取り巻く環境の変化」で形質は大きく変わる
●生物の劇的な多様化は地球環境激変の時期に起きている
●大進化はアクシデントで起こる……etc.

内容説明

実証と反証を繰り返してきた進化論の歴史、遺伝子工学が炙り出した「ネオダーウィニズム」の矛盾、「構造主義進化論」という新たなアプローチまで語り尽くす、知的エンターテインメント。

目次

第1章 「種は不変」と「生物の多様性」のせめぎ合い(「進化」という概念の歴史は浅い;プラトンは「種は不変」と「生物の多様性」を両立させた ほか)
第2章 「進化論」の誕生と拒絶反応(『動物哲学』が書かれた年に生まれた「進化論の父」;ダーウィンは親ガチャに勝って「ビーグル号」に乗った ほか)
第3章 科学になった「進化論」(「混合遺伝説」を否定する必要性;形質の遺伝の法則を発見したメンデル ほか)
第4章 ネオダーウィニズムの限界と「構造主義進化論」(ネオダーウィニズムが整合的な側面は確かにある;ヒトの「はだか」はなぜ淘汰されなかったのか ほか)
第5章 「構造主義進化論」で「種の起源」から振り返る(進化とは「発生プロセス」の変更である;「遺伝子を取り巻く環境の変化」で形質は大きく変わる ほか)

著者等紹介

池田清彦[イケダキヨヒコ]
1947年、東京都生まれ。生物学者。東京教育大学理学部生物学科卒、東京都立大学大学院理学研究科博士課程生物学専攻単位取得満期退学、理学博士。山梨大学教育人間科学部教授、早稲田大学国際教養学部教授を経て、早稲田大学名誉教授、山梨大学名誉教授。高尾599ミュージアムの名誉館長。生物学分野のほか、科学哲学、環境問題、生き方論など、幅広い分野に関する著書がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のぶのぶ

27
「大進化の原因は、発生システムの変更、厳密に言うと発生システムの重層化。」「大きな進化ほど、突発的でエポックメイキングな出来事によってドカンと起こる。」「そしてその後の細かな修正、つまり種をまたがないレベルの小進化を、突然変異や自然選択が担っている。」構造主義進化論やネオ・ダーウィニズムの言葉を理解。メンデルのエンドウマメの実験の話は面白い。7つの変質形質に関わる遺伝子が独立した染色体に乗っていたのが興味深い。読了したが、自分の疑問、昆虫の擬態などの進化は、これだけでは、答えにならない。2024/02/07

Tomomi Yazaki

21
先生の提唱するリアル進化論とは一体どのようなものなのでしょうか。現代ではネオダーウィニズムが広く知られているけど、それで全て説明できるとは限らない。大進化なんて到底解明できないからこそ、いまだに研究がなされているのです。本書はそれを説明するにあたり、進化論の歴史概論から始まる。そして導き出される能動的適応論。事象ごとに切り張りしたようなネオダーウィニズムとは明らかに異なり、私的にはすんなりと納得できました。でも実は、進化とは何も解明できてなく、今はまだ、推測と想像だけの思想に過ぎないのだと思います。2023/10/17

tetsu

11
★4 池田清彦の本なので購入しました。ネオダーウィニズムにかわる構造主義進化論をわかり易く説明している。 DNAの解析やCRISPR-Cas9での遺伝子操作でどんな生物も思うままに作れるという幻想を誰もが思ったかもしれないけれど、生物はそれほど単純ではなかった。 現時点の科学で判明している生物の仕組みが精巧すぎて、無生物からここまでの道にギャップがありすぎる。 (アミノ酸からタンパク質、RNA、DNA、単細胞から多細胞) 生命の発生について、誰かいいアイデアを提唱してくれと言いたいです。2023/10/05

fseigojp

7
集団遺伝学などを取り入れた最新の進化論 面白い2023/09/16

susunu1

2
突然変異、自然選択、遺伝的浮動といったネオダーウィニズムの理論だけでは全ての生物の進化は説明できない。たとえば、ヒトのハダカ。毛深い人より有効な変異である筈がない。人の脳が大きなったことと無毛は形質的に切れない関係があるのかもしれない。大きな進化は「環境が変わることによって、獲得形質が遺伝される」あくまで後発的に起こる、というエピジェネティックな変化だ。オランダの飢饉時代に生まれた新生児は成人になると、肥満や糖尿病の代謝障害になりやすく、その傾向は次世代にも現れた。獲得形質の遺伝例である2023/10/21

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