出版社内容情報
160万部超の大ベストセラー『ケーキの切れない非行少年たち』シリーズ著者の最新作!
「『ケーキの切れない非行少年たち』よりも多い『境界知能』。彼らの“生きづらさ”に気づいてほしい!」
日本人の7人に1人という「境界知能」の実態をマンガでわかりやすく解説!
「境界知能」とは?
・日本人の7人に1人
・35人のクラスに約5人いる
・昔は知的障害と定義されていたIQ70~84の人
・平均的な子の7~8割くらいの発達年齢
【目次】
第1章 小学生のウエキくん
第2章 中学生のシライさん
第3章 大学生のイソベくん
第4章 社会人のコジマさん
第5章 4人のエピローグ
内容説明
「『ケーキの切れない非行少年たち』よりも多い境界知能。彼らの“生きづらさ”に気づいてほしい!」日本人の7人に1人という実態をマンガでわかりやすく解説!
目次
第1章 小学生のウエキくん
第2章 中学生のシライさん
第3章 大学生のイソベくん
第4章 社会人のコジマさん
第5章 4人のエピローグ
著者等紹介
宮口幸治[ミヤグチコウジ]
立命館大学教授。(一社)日本COG‐TR学会代表理事。京都大学工学部を卒業後、建設コンサルタント会社に勤務。その後、神戸大学医学部を卒業し、児童精神科医として精神科病院や医療少年院、女子少年院などに勤務。医学博士、臨床心理士。2016年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Emi
29
職場には障害者枠で働いている人が2人いる。外から見ても全く普通の今どきの若者なんだけど絶妙に人をイラッとさせる言動が多くて、みんなわかってるからそれなりに対応してるけど当人ってどんなんなのかな、と読んでみた。1人はやる気に満ちていて、なのに能力が見合わないのでいつも空回りしている。1人は隙あらばサボって嘘をつく。仕方ないとわかっててもやっぱり周りは辟易することも多いので当人側の視点を知ると少し変わるかなと。20分くらいで読めるあっさりした内容ですがなるほどね、ということもありました。2025/11/15
gtn
18
境界知能とは、智嚢指数が70以上85未満。日本人の7人に1人が該当者。一見すると普通に見えるので、気付かれる可能性が低い。特徴は、他者に共感できない、何が悪いのか分からないので詐欺にかかりやすい、優先順位がつけられない等々。ごく身近にもいる。彼ら自身の苦悩に気付けず、腹ばかり立てていた自分を反省する。2025/06/28
東海林 界
8
自分もそうじゃないのかなと思って読む。 現在30歳で著書の実例小学生、中学生、大学生、社会人とステップを踏んでいったがああ当てはまるなと思うことが多い。 他の人の視点と境界知能の人の視点が描かれることで境界知能を初めて知った人でもどんな特性があるのかが理解しやすいはず。学生の内から周囲の支援を受けられると良いと思う。社会人になってからは上司の理解などそこはガチャの要素があるのかも知れない。 いずれにせよ自分が境界知能、そのことで苦しんでいることを認識し、できることを目を向けることが良いのではないだろうか。2025/11/10
みなみ
7
アンリミ。IQが低いとお勉強ができないみたいに短絡的に考えがちなのだが、他人の気持ちを推し測ることができなかったり、手先が不器用だったりする。言われたことをうまく処理できないからアルバイト先で掃除もおぼつかない例が載っている。他者から見てこう見える→本人とするとこういうつもり、という順番で事例があり、単にやる気がなかったり気分屋に見えたりするんだろうな……2025/11/01
TOSU
6
相手から見ると不可解な言動も、境界知能の方もどうしていいか分からず困っている、という内容。 本人に自覚症状があり問題意識があるかないかでだいぶ違うように感じた。 ただ相手側もすぐにこれは発達障害?と思うのもなんか違う気もして、境界知能って難しいなと改めて思った2024/12/21




