出版社内容情報
歌舞伎町で商いをしていた著者は、2020年以降コロナウイルスの蔓延により、経営が立ちゆかなくなっていた。金策に駆けずり回るも、先が見通せない。信じていた人からの裏切りもあった。人生ではじめて土下座もした。クタクタに疲れていた。
「もう死んじゃおうかな…」と思いながら、いつものように歌舞伎町の一角にある駐車場ま
で歩いて行くと、薄汚れた白い猫に出会う。
「お前もひとりなのか…?」。
ひとりぼっちでボロボロで、泥水をすすって生きている。
そんな猫が自分と重なって…放っておけなくてご飯を買いに走った。
猫には食べづらい缶詰。
それでも夢中で食べる姿を見て「お前だって楽しくないだろう。昨日も、今日も、明日もつまんないのに、でも食べるんだな…」。
生きるってそういうことなのかもしれない。
「明日もここで会おうな」。この日から、猫に会うことが彼の生きる理由になった。
猫は自分の名前の一部をとって「たにゃ」と名づけた。
たにゃのことを考えている時間は穏やかで、日々の辛さを忘れさせてくれた。
そして1年が過ぎ、たにゃと彼の過ごしている駐車場が取り壊されるという知らせが!そして、1匹と1人のおじさんに奇跡が起きる――。
Twitterで話題!
歌舞伎町に生きる野良猫とおじさんの泣けるフォトエッセイ。
内容説明
「敵だらけのこの街で僕らは支え合って生きていく」SNSで話題!人生をあきらめかけた僕は喧騒の街でひとり生きる猫と出会った。それは「君」が起こした奇跡。amazonランキング1位。野良猫とおじさんのフォトエッセイ。
著者等紹介
たにゃパパ[タニャパパ]
関西出身、現在は東京に暮らす。歌舞伎町で働いて20年ほど。実家で犬と暮らしていたことはあるけれど、猫と暮らすのは「たにゃ」がはじめて。2022年2月からたにゃのことを綴ったTwitterを開始し、2023年7月現在、フォロワーは1万6000人。本書がはじめての著書(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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