扶桑社新書<br> 回転寿司からサカナが消える日

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扶桑社新書
回転寿司からサカナが消える日

  • 小平 桃郎【著】
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  • 扶桑社(2023/07発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784594095161
  • NDC分類 661.4
  • Cコード C0295

出版社内容情報

 昨年、回転寿司チェーンの各社一斉値上げは大きなニュースになった。円安や原油高、ウクライナ戦争による物価上昇が毎日のようにニュースになるなか、私たちの食生活に欠かせない海産物の値上げも例外ではない。長年、豊富な種類の魚介類を安価に消費してきた我が国だが、今後はそうもいかない。
 では今、水産物の物流現場では何が起きているのか。エビやカニ、サーモン、イカ、貝類、タコ、マグロなどなど、近海で獲れる魚以外のほとんどは輸入に頼っているのが現状だが、その物流をめぐる状況はとくにコロナ禍を境にガラっと変わっている。
また世界各地で日本が「買い負け」した結果、以前は安価に食べられていたものでも、庶民の手が届きにくくなっている魚介類も少なくない。 
 本書はは、新進気鋭の若手水産アナリスト・小平氏が日本で食される海産物の輸入や加工、流通や物流を解説。海外の最新状況や日本側の事情などを紹介し、我が国の食文化の一旦を担うサカナの未来を占っていく。

内容説明

回転寿司からスーパーの刺し身まで「海産物」をめぐる意外な真実。サーモン、マグロ、サバ、エビ、イカ、ウニ…etc.ニッポン魚食文化クライシス。

目次

第1章 国民食・回転寿司に迫る危機(食料価格の高騰で岐路に立つ回転寿司チェーン;「7つの海を駆け巡る」海外産が主流の寿司ネタ ほか)
第2章 サカナを取り巻く世界情勢リスク(弁当や定食に欠かせないサバをめぐる危機的状況;日本とは無関係ではない南米vs中国の「イカゲーム」 ほか)
第3章 激変するサカナのロジスティクス(国内の冷蔵倉庫が満杯に!?コロナ禍のサカナクライシス;国内の魚市場が続々と閉鎖!「魚河岸」はなくなってしまうのか ほか)
特別座談会 「ここがヘンだよ日本の水産業界」

著者等紹介

小平桃郎[オダイラモモオ]
’79年、東京都生まれ。東京・築地の鮮魚市場に務める父の姿を見て育つ。大学卒業後、テレビ局ADを経て語学留学のためアルゼンチンに渡る。現地のイカ釣り漁船の会社に採用され、日本向け検品およびアテンド業務を担当。’05年に帰国し、輸入商社を経て大手水産会社に勤務。’21年に退職し、水産貿易商社・タンゴネロを設立。水産アナリストとして週刊誌や経済メディア、テレビなどに寄稿・コメントなども行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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たまきら

46
新刊コーナーから。豊洲で寿司専門の仲卸に勤務している夫がいるので、驚かない自分がいます。初日のマグロの初セリは、中国資本が買うことが続いたりしてたし、昔日本がお金持ちだったころはスコッチやボジョレーの買い占めが問題になったし…美味しいものはお金があるところへ流れていくのです。資源が減少していること、漁師の高齢化も問題ですしね…。2023/10/25

メタボン

31
☆☆☆☆日本の水産業界の流通面の課題について認識できた。過去30年で世界の漁業・養殖生産量は約2倍となる一方、日本は6割減、漁業就業者数も6割減、消費量は4割減。2022年6月の食料物価は前年比4.1%の上昇、うち生鮮魚介は14.8%の高騰。魚介類の自給率は57%。ウクライナ戦争により空輸経路の迂回によりノルウェー産サーモンの価格が1.5倍に。とろサーモン(ハラス)は欧米で食べられずに日本が買い付け加工。トルコ産トラウトのドレス輸入量が急増。アトランティックサーモンの国内陸上養殖(三重県津市)注目される。2024/11/11

まるぷー

22
温暖化により漁獲高の減少や東南アジアなどに委ねていた加工費など労働賃金の高騰、世界的な魚の需要が増えたために輸入量の減少や外国のバイヤーとの買い負け、更には円安と原油高によるコストの高騰により厳しい現状にある。大手回転寿司チェーンの当初の思惑も崩れつつあり安くて旨い、一皿100円を提供することが難しくなってきている。確かに先日回転寿司に行ったとき、ネタは小さく100円皿はほとんどなくなっていたように感じた。スーパーのパック寿司がライバルとなり回転寿司の将来は決して明るくないようだ。2023/08/17

こぺたろう

8
読了。文字数が少ないので、すぐに読めました。水産物の流通事情は仕事柄気になるところなので、興味深く読めました。生産コストは上昇する一方。価格転嫁しにくい業界なので、生産者は本当に大変。なお、本文中でTAC法に言及していますが、漁業法改正に伴い、TAC法の内容は漁業法に引越しして廃止済です。2023/08/30

nobu23

6
寿司の海外人気、価格高騰など、様々な要因で仕入れが難しくなっている海産物の輸入の問題に関して取り上げた本。 回転寿司の100円は殆ど無くなってしまったが、今後も値上がりは続きそうな気がした。2023/09/17

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